伝習館高等学校生徒による歴史的庭園のフィールドワーク
生涯学習課では、伝習館高等学校の生徒たちによる歴史的庭園に関する課題研究に協力しています。これは、同校の2年生4名が「柳川水郷庭園の維持活用について」というテーマで、柳川の庭園を守っていくための手がかりを見つけ、庭園を維持するための活動を研究する取り組みです。
近世柳川の城下町では、屋敷の敷地内に掘割の水を引いて庭園の池水として活用する柳川ならではの特徴的な庭園が造られており、これまでに41か所確認されていますが、所有者の変更や高齢化によって、その多くが原型を失ったり、消失しています。
生徒たちは、まず、柳川の歴史的庭園の研究者である永松義博南九州大学名誉教授に質問を送り、庭園の魅力や保護活動についての認識を深めました。
そして、令和6年8月12日、永松先生が代表と務める水郷柳河庭園保存機構のメンバーと生涯学習課職員と共に現地でフィールドワークを行い、猛暑の中3時間をかけて17か所の庭園を巡りました。生徒たちは庭園の所有者に庭園があることで良かったこと、困ったことなどを尋ね、熱心に聞き取っていました。
午後からは水郷柳河庭園保存機構の方々と、庭園の存在を知らない人たちに対するSNSによる発信、庭園の清掃ボランティアの進め方などについて意見交換を行いました。
柳川市の歴史的庭園の説明については、こちら
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