柳川の歴史的庭園を守るための清掃ボランティアを行いました
柳川市には、掘割の水を庭園に引き入れ、池や生活用水として利用する「歴史的庭園」が残っています。
柳川市の歴史的庭園を研究している永松義博南九州大学名誉教授は、歴史的庭園を保存する取組として、柳川水郷庭園保存機構を組織し、樹木の剪定や清掃等のボランティア活動に長年携わってこられました。
令和5年度からは、伝習館高等学校の生徒と合同の清掃活動も行われています。
令和8年10月12日、6回目のボランティア清掃活動が実施されました。
伝習館高等学校では、総合的な探究の時間の一環として、2年生を中心に「課題研究」に取り組んでいます。その中で、2年生4人のチームが庭園を守り伝える研究に取り組んでおり、今回のボランティア活動に向けて、チラシを作成し、学校内で参加を呼びかけました。その結果、7人の応募があったそうです。そのほか、吹奏楽部や卓球部の部員などを含め、合計29人が参加しました。
清掃の前には毎回、永松先生や柳川水郷庭園保存機構の藤吉拓也さんから柳川の歴史的庭園の特徴や、清掃する庭園の歴史的な経緯等ついて説明を行っています。このように、活動の意義を再確認することが、生徒たちの主体的に取り組む姿勢につながっているのだと思います。
柳川市の歴史的庭園の説明については、こちら →伝習館高等学校の生徒による歴史的庭園の清掃活動
庭園は柳川の私有庭園の中では比較的規模が大きく、雑草や藻が目立ちました。1年前にも池の藻を除去していましたが、時間の経過とともに、再び多くの藻が発生していました。
生徒達は、藻取り用の長い網を使って藻をすくい上げたり、所定の場所に運んだり、雑草を抜いたりと手分けして清掃に取り組みました。
2時間ほどの清掃で、庭園はすっかり綺麗になり、生徒たちの表情にも充実感とさわやかな笑顔が見られました。
美しくなった池 清掃後の玄関
活動後のアンケートでは、「通学路にこんな自然豊かな場所があることを知らなかった」、「3回目の参加だが、柳川の庭園を保存していくために今後もボランティア活動に参加したい」という感想や、「次の世代に知ってもらうことが大事だと思う」、「小学生など次の世代への周知が必要」といった意見が寄せられました。
永松先生は「今回は生徒たち自らが参加者を募るなど、新たな動きが芽生え始めました。課題研究のグループは小学生への庭園紹介にも取り組んでいます。若い世代が次の世代へのバトンを準備していることを、たいへん頼もしく感じています。」と話されていました。
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