皆さん、こんにちは。
4月の人事異動で市民部長を拝命しました江口英範と申します。
現在58歳8カ月です。
どうぞよろしくお願いいたします。
入庁36年目、今年度も早いもので半年が経過し、私自身還暦まで約1年半となりました。7回目の部課長ブログを投稿するに当たり、月日の早さを改めて感じるとともに、部長としての孤独さを感じているところです。
「月日の早さ=歳月があっという間に過ぎること」の感じ方(感覚)には個人差があり、特に大人になると早く感じる傾向があるそうです。この現象は「ジャネーの法則」によって説明され、年齢を重ねるにつれて人生全体における時間の比重が小さくなり、新しい経験が減るため、1年を振り返ったときに「早く過ぎた」と感じるのだそうです。
ちなみに、「ジャネーの法則」とは、19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネによって提唱され、生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)という法則です。
とは言うものの、私自身初めての役職で新しい経験が増えて、一定の月日の長さを感じた6カ月でもありました。
市民部は税務課、市民課、生活環境課で構成され、住民生活の基盤となる業務を担っています。各課の業務など全般については課長ブログ(税務課、市民課、生活環境課)を見ていただくとして、私からは3課について若干のお知らせをさせていただきます。
まず、税務課です。今月からWEB口座振替受付サービスが始まりました。市税・料金などの口座振替申込がパソコンやスマートフォンから手続可能に。「行かない窓口(DX)」の取り組みの一つで、口座振替にすると納付忘れや金融機関に納付に行く手間も省けて便利です。しかも、公金取扱手数料が安価(10円/件)なため、市の財政負担軽減につながります。
皆さん、口座振替のご利用をぜひお願いいたします。詳しくは市公式サイトを確認してください。

10月1日から始まったWEB口座振替受付サービス
次に市民課です。「行かない窓口(DX)」の取り組み推進と「窓口受付時間の短縮」の調査・研究・検討が課題です。そのためにはマイナンバーカードの普及促進及び活用が重要になります。参考までに、本市の現在のマイナンバーカード交付率は90.7%です。このマイナンバーカードの更新業務が来年1月から繁忙期に入ります。国のマイナポイント付与事業でマイナンバーカードを新たに取得した人達が5年更新を迎え、来年1月誕生日の人から毎月約1500件(75件/日)、来年中に約1万8000件の更新業務を行う予定です。窓口での待ち時間を少なくするため、職員を増員して対応します。対象者へは誕生月の前月に案内しますので更新手続をお忘れなくお願いします。
国ではカード更新に当たって使用期間の見直しやAI活用などの検討がなされているとか。将来スマートフォンでの更新ができないか、自動更新機がコンビニなどに設置されないか期待しているところです。
最後に、生活環境課です。令和4年度に旧廃棄物対策課と統合して業務範囲が拡大しました。市民生活に関わる困りごとの相談が多い職場で、空家・空地対策、オスプレイの騒音などの対策、ごみ処分(3R)などの業務があります。さまざまな住民ニーズや考え方がある一方で、行政サービスにも限度があり、地域の皆さんのご理解ご協力がなければ成し得ない課題なども多くあります。そういう中で、行政区や各種団体で構成する「クリーン連合会(事務局:生活環境課)」の役割は大きいです。快適で住み良いまちづくりのために、美化清掃やごみ減量化など地域の方と連携して活動いただいております。9月28日には、ごみ減量などを目的に「リサイクルマーケット」を開催し、多くの方にご来場いただき大盛況でした。誰かの不用品が利用品に変わる、循環型社会形成に寄与する取り組みだと実感しました。人口減少・少子高齢化が進む中、地域コミュニティ・民間・行政の連携が更に重要になってきます。市民の皆さんのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
大盛況だったリサイクルマーケット
秋の夜長にふと思うこと
子ども2人が独立して別々に暮らすようになって2~3年、昨年末から25年ぶりに実家の母と生活することになった。妻と3人暮らしだ。周囲からは、今から同居は大変だと言われたりもしたが、今のところそれぞれ距離感を保ってうまくやっている。母は80歳を超え自動車運転も心配されるが、今年に入って免許を更新した。本人は運転する気満々だった。免許証返納の話すらしなかった。これで良かったのかと思いつつ、家にじっとしてばかりだと認知症の不安もある。父が還暦前に認知症になり家族が大変だったことを思い出す。そんな時、9月21日が認知症の日ということで、その前日に「オレンジ・ランプ(39歳で認知症になった実話を映画化)」を家族3人で見に行った。母に感想を聞かなかったが、何を思ったか想像するのは容易だった。自分が先に認知症になったら、妻がなったらとか、話題にすることは避けてきたが、この映画を見て「ありのままを受け入れて、やれることを工夫して進めばいい」ということを学んだ。少し楽になった気がした。その日以来、母の行動が一層活発になったような気がする。年齢による物忘れが年々進んでいるのは家族全員自覚がある。それでもあらがって生きる気持ちも理解できる。この夏は熱中症との闘いもあり、夕方になるとヘトヘトで私の帰りを迎えていた。夕食時に食卓を囲むと一歩も動かない。それまでに体力を使い果たした挙句、上げ膳据え膳状態だ。最近はそれで良いと思い、給食みたいなプレート(食器)を3人分購入し、配膳や洗い物が楽になった反面、食事の味気無さを感じたこともあった。
そんな中、今度は妻が活動的になっているのに気付かされた。休日ずっと家に居ることが嫌いらしい。予定された地域行事以外、好んで映画だ、コンサートだ、相撲だ、野球だ、旅行だと予定を入れまくる。このままだと老後資金が心配になるほどだ。最近だと「国宝」という映画を2回見に行ったらしい。明らかにテストステロン増量中だ。妻も「オレンジ・ランプ」を見てからの行動変容だ。また、最近「医師が認知症予防のためにやっていること。(認知症専門医 遠藤英俊著)」を購読したとのことで、今度貸してもらう予定だ。そんなこんなの近況ですが、私自身もバランスのとれた食事などを心がけ、なるべく妻の外出に付き合うようにしています。とは言えコロナ禍以降、韓流ドラマに沼り(ハマり)気味です(笑)。わが家で「こうあるべき論」には誰も耳を傾けません。
次回の部課長ブログは議会事務局次長です。
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