在宅医療・介護連携推進事業とは、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域における医療・介護の関係機関が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療・介護を一体的に提供することができるように、福岡県や保健所の支援の下、市が中心となって、地域の医師会等と緊密に連携しながら、地域の関係機関の連携体制の構築を推進することをいいます。
柳川市では、可能な限り住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、地域の医療・介護の関係団体が連携し、包括的かつ継続的な在宅医療と介護を一体的に提供する体制を整備するために、在宅医療・介護連携推進事業として以下8つの項目に取り組んでいます。
ア) 地域の医療・介護資源の把握
柳川山門医師会の協力のもと、柳川市・みやま市内の医療資源MAPの作成・更新を行っています。
また、市では、インターネットでも市内介護サービス事業の概要及び検索できるWEBを構築しました。
- 医療機関一覧はこちら(外部リンク)
- 介護サービス事業所検索サイト(下のアイコンをクリック)
イ) 在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討
柳川市では、平成30年2月に在宅医療介護連携推進協議会を設置し、在宅医療・介護連携の現状の把握と課題の抽出、対応策等の検討に取り組んでいます。
令和2年度に市民に対し、「在宅医療・介護連携に関する市民アンケート」を実施しました。結果については以下よりご覧ください。
- 令和2年度 柳川市在宅医療・介護連携に関する市民アンケート調査結果(年代別)(1232KB; PDFファイル)
ウ) 切れ目のない在宅医療・介護の提供体制の構築
地域住民が必要とする切れ目のない在宅医療と介護のサービス提供体制の構築に向け、必要な取り組みを企画・立案していきます。
エ) 医療・介護関係者の情報共有の支援
在宅医療時おいて、各医療機関や薬局、介護サービス事業者との診療・調剤・介護に関する速やかな情報共有が行われることを目指し、柳川みやま地域包括ケア代表者会議で作成した情報共有ツール(在宅患者ノート)の活用及び普及啓発に取り組みます。
また、柳川市・みやま市の医療機関と介護支援専門員が、互いにとって有用な連携方法を把握し速やかな連携を実現するため、『主治医・ケアマネジャー連絡票』を作成し、要介護認定者等の介護サービス提供状況やケアプラン作成に活用しています。
オ) 在宅医療・介護連携に関する相談支援
平成31年4月、柳川市地域包括支援センター内に「在宅医療・介護連携事業相談員」を配置しました。同センターでは、在宅医療・介護を必要とする方の相談に対応し、多職種と連携を図りながら必要な医療や介護サービス、地域資源の情報提供を行っています。相談は、電話のほか、訪問、来所でも可能です。
カ) 医療・介護関係者の研修
医療・介護関係者が、互いの業務の現状、専門性や役割を理解し、顔の見える関係づくりを推進するため、在宅医療・介護連携に関する多職種事例検討会等を開催しています。
地域住民への普及啓発として
在宅医療・介護を支える制度や在宅医療・介護の現状等に関する出前講座を行っています。この出前講座では、在宅医療や介護に関する普及啓発、終末期ケアのあり方、在宅での看取りに対する理解の促進を図っています。出前講座を希望される場合は、柳川市地域包括支援センターまでお問合せください。
また、医療や介護が必要になった時、どこでどのように暮らしたいかなど人生の最終段階の過ごし方について、家族や大切な方と話し合ったり、自分の思いをまとめるためのツールとして、「柳川市 私の想いを伝えるノート(エンディングノート)」を無料配布しています。数に限りがありますので、ご希望の方は、柳川市地域包括支援センターへお申し出ください。
●出前講座メニュー:「終活」のこと知っていますか?
内容:在宅医療や介護についての制度紹介
時間:30分~60分程度
特典:エンディングノートをお渡しします。
申込方法:地域包括支援センターまたは市人事課まで
リンク:柳川市まちづくり出前講座(内部リンク)
●「柳川市 私の想いを伝えるノート(エンディングノート)」配布中! 配置場所:地域包括支援センター、市福祉課窓口