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旧戸島家住宅

2022年12月1日

旧戸島家住宅1

[区分]県指定

[種別]有形文化財(建造物)

[員数]1棟

[指定]昭和32年4月5日

[所在地]福岡県柳川市鬼童町49-3

[関連]国指定名勝 戸島氏庭園(サイト内の他のページに移ります) の指定地内に所在

旧戸島家住宅2

概要

 旧戸島家住宅は、旧柳川城下町に残る貴重な武家住宅です。柳川藩で中老職等の要職を務めた吉田兼儔(よしだかねとも)が文政11年(1828)に隠居後の住処として庭園と共に建築した葦葺二階建の建物で、後に藩主の立花家に献上され藩の茶室として利用されたといわれています。数寄屋風の意匠が随所にみられ、竹が多用されていることも特色です。

また、旧柳川城下を流れる掘割から水を引き入れた座敷付きの池泉庭園とともに、屋敷全体に趣がある落ち着いた空間がつくられています。特に眺望への配慮のため、座敷縁の東南隅には柱が立てられていません。

 

旧戸島家住宅4

明治以降は主に住宅として使用され、柳川地方の武家住宅の典型例として昭和32年(1957)に建物と庭園がそれぞれ福岡県の文化財指定を受けました。建物は平成13年(2001)に柳川市へ寄贈され、平成15年度まで3年間にわたり保存修理工事を行い江戸末期の姿に復原。平成16年(2004)4月に文化財公開施設として開館しました。

なお、庭園は昭和53年(1978)に国の名勝に指定されています。

旧戸島家住宅の観覧・利用のご案内(サイト内の他のページに移ります)

 

旧戸島家住宅5
 

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