1.概要と目的
平成24年5月に発生した広島県福山市のホテル火災を受け、総務省消防庁から「防火対象物に係る表示制度の実施について」が通知され、ホテル・旅館等の火災被害防止対策として、「ホテル・旅館等の表示制度」が開始されます。
この制度は、収容人員30人以上及び防火対象物の地階を除く階数が3以上のホテル・旅館等に該当するもののうち、表示マーク等の交付を希望する関係者からの申請に基づき、消防機関が審査し、消防法令のほか防火安全上重要な建築構造等の基準に適合した場合、交付される表示マークを掲出するとともに、ホームページ等において電子データの表示マークを使用することができるようになる制度です。
備考:上記の防火対象物に該当しない場合は、表示制度の対象となりません。
任意の制度になりますので、表示マークが掲出されていなくても法令違反になることはありませんが、掲出されている建物は、一定の防火基準に適合しており、その情報を利用者に提供することを目的としており、当本部でも、この表示制度を通じてホテル・旅館等の利用者にホテル・旅館等の防火・防災安全に関する情報を提供していきます。
2.実施スケジュール
平成26年8月1日から
旅館・ホテル等の関係者からの交付申請、消防機関での受付・審査を開始
平成26年9月1日から
建物への表示マークの掲出、ホームページでの表示マークの使用を開始
表示マーク(銀) | 基準に適合している場合に交付されるマーク |
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表示マーク(金) | 表示マーク(銀)が3年間継続して交付されており、かつ、基準に適合している場合に交付されるマーク |
3.基準適合ホテル・旅館等
防火対象物の名称 (防火対象物内の事業所名称) |
所在地 | 交付日 | 表示マークの種別 |
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御花 | 柳川市新外町1番地 | 平成29年8月1日 | 金 |
輝泉荘 | 柳川市三橋町柳河874番地 | 平成29年8月1日 | 金 |
白柳荘 | 柳川市新町16番地 | 平成29年8月1日 | 金 |
ホテルルートイン柳川駅前 | 柳川市三橋町下百町210番地10 | 令和元年6月19日 | 金 |