市長4期目就任の挨拶
このたびの市長選挙におきましては、市民の皆様をはじめ多くの団体の方々からのご支援により、引き続き柳川市長としての重責を担わせていただくことになりました。選挙結果をしっかりと受け止め、思いを新たにして、市民の皆様の信頼と期待に応えられるよう全力投球で市政運営に取り組んでまいります。
4期目の出馬を決意した最も大きな理由が新型コロナです。この1年、約70項目に及ぶコロナ対策に取り組みましたが、収束しないまま退くことはできませんでした。感染対策の要のワクチンについては、4月25日に医師会の協力のもとワクチン接種の模擬訓練を行い、接種体制の整備を進めているところです。
また、生活や事業に大きな影響を受けている方々に対しては、「国県の支援では不十分なところがないか」「支援の手が届いていないところがないか」しっかり把握しながら、スピード感をもって市独自の支援策を実施してまいります。
「柳川市に生まれた子どもを幸せにする」「だれ一人として不幸にしない」そのようなまちを目指し、今、新たな子育て支援施設の整備を進めています。また、学校再編に向き合い、これからの4年間で取り組みを加速したいと考えています。
ごみ減量も喫緊の課題です。再利用できる資源ごみを増やし、燃やすしかないごみを減らして、新ごみ焼却施設の建設費や維持管理費の負担を減らすとともに、脱炭素社会の実現に市として貢献したいと考えているところです。
災害、特に水害を防ぐため、先行排水に力を入れて取り組んでいます。効果を高めるためには、上流地域との連携が欠かせません。防災面での広域行政の取り組みも進めていきます。
さらには、基幹産業の農漁業をはじめ、商工業、観光の振興、地場産業の育成などいろんな分野を支援して市のさらなる発展を目指します。
4期目がスタートしましたが、市政への情熱は12年前と少しも変わりません。これからの4年間、集大成との思いで課題解決に努めてまいりますので、市民の皆様のご支援とご協力をお願いいたしまして、就任にあたってのごあいさつといたします。
令和3年4月
柳川市長 金子健次