江戸時代から明治初期にかけて、柳川の地域や人物が関わった紀行、及び実録を集めた作品集。紀行32点・実録3点を収録。
「紀行」とは、広く、旅行中の行動や見聞などを、行程をたどって書き記した文章。各地の景勝を和歌や漢詩で詠むといった文学的要素の入ったものを対象とします。
「実録」とは、物語中の年月や人名・場所は実在のものを用いながら、それに娯楽的要素を含ませた「読み物」のこと。両者とも柳川の文化のなかで生み出された文学作品で、江戸時代から明治にかけての柳川の文化の一端、生活の一端を知ることが出来ます。
A4版・縦組・263頁
収録作品
紀行
- 鑑通公御記行
- 藻塩草
- 上妻紀行
- ひなの道艸
- 御道中日記
- 吾妻詣 ひなの道くさ
- 吾妻路 信折艸
- 武蔵野道艸
- 徳永種久紀行
- みほの浦つと
- 東行漫録(弘化二年)
- 詠草
- 東行漫録(安政二年)
- 旅行漫録
- 大八木伝菴法眼紀行
- 西遊日記
- 浴游記
- 游豊日記
- 豊筑肥日記
- 南豊遊簿
- 平野紀游
- 西遊詩稿
- 東郊記遊
- 白石記勝
- 浴游日誌
- 上妻郡巡廻
- 柄崎温泉記
- 古湯温泉浴游記
- 岐蘇路栞
- 三つ穴狐説話
- 彦山怪話
- 上妻小夜物語
実録
- 舜水先生安南節義物語
- 南筑操之柳
- 藤島古郷錦
附録月報
板坂耀子氏(福岡教育大学名誉教授)「江戸紀行と柳川」
菊池庸介氏(福岡教育大学教授)「近世実録の諸特徴」
価格
1,300円(税込み)
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