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麻しん風しん混合(MR)

2019年4月3日

 
             園児のイラスト.gif

麻しん風しんの予防接種について

対象年齢

(1期)1歳から2歳未満

(2期) 幼稚園・保育園の年長児に相当する年齢のお子さん

※令和5年度の麻しん風しん混合2期予防接種は、接種日現在、柳川市に住民登録のある、平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれの人が対象となります。接種期限は令和6年3月31日迄ですので、接種がお済みでない人は早めの接種をお願いします。(対象者の人には、はがきをお送りしています。)

接種回数

1期 1回

2期   1回

 

病気の説明

麻しん(はしか)(M)とは

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって発症します。感染力はインフルエンザの6倍以上と大変強く、発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹が主な症状です。症状が出始めてから3から4日は38℃前後の熱とせきと鼻汁、めやにが続き、一時熱が下がりかけたかと思うと、また39から40℃の高熱となり、首すじや顔などから赤い発しんが出始め、その後発しんは全身に広がります。高熱は3から4日で解熱し、次第に発しんも消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。

主な合併症としては、気管支炎、肺炎、耳鼻炎、脳炎などがあります。また、麻しんにかかると数年から10数年経過した後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重い脳炎を発症することがあります。これは、麻しんにかかった者のうち約10万人に1人の割合で見られます。麻しん(はしか)にかかった人のうち、1,000人に1人程度の割合で死亡することがあります。

 

風しん(R)とは

風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって発症します。

軽い風邪症状で始まり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。子どもの場合、発しんも熱も3日程度で治ることが多いので「三日ばしか」と呼ばれることがあります。

合併症として関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。大人になってからかかると子どもの時より重症化する傾向が見られます。
妊婦が妊娠早期に風しんにかかると、先天性風しん症候群と呼ばれる病気により、心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。平成24年から25年にかけて風しんが大規模に流行し、全国で45人の先天性風しん症候群が報告されています。妊娠前に免疫をつけておくことが大切です。

 

予防接種の効果

麻しん・風しん予防接種は、麻しん・風しん混合ワクチンを用い、第1期と第2期の2回を接種することにより感染を防ぐ予防接種です。特に希望する方は単独のワクチンを接種することができます。

麻しん・風しん予防接種を受けたお子様のうち、95%以上が免疫を獲得することができます。体内に免疫ができると、麻しんや風しんにかかることを防ぐことができます。2回接種することでより強固な免疫が獲得できます。
予防接種は流行を防ぐ、助けあいでもあります。まだ接種していないお子さんは、麻しん風しんに「かからない」「うつさない」ために、麻しん風しん混合ワクチンの予防接種を受けましょう。

副反応について

主な副反応は発熱と発しんで、接種後5から14日の間に多くみられます。接種直後から翌日に過敏症状と考えられる発熱、発しん、掻痒(かゆみ)などがみられることがありますが、これらの症状は通常1から3日でおさまります。ときに、接種部位の発赤、腫れ、硬結(しこり)、リンパ節の腫れ等がみられることがありますが、いずれも一過性で通常数日中に消失します。

 

持ち物

  1. 母子健康手帳
  2. 住所、年齢、氏名が確認できるもの(健康保険証等)

※予診票が手元にない場合は、医療機関に置いてあるものをお使いください。

 

接種にあたっての注意事項

  • お子さんの体調の良い時に接種するようにしてください。(体温37.5度以上は接種出来ません)
  • 予診票は、保護者が責任をもって記入してください。
  • 接種当日は、お子さんの健康状態がわかる保護者が同伴するようにしてください。保護者以外の方が同伴する場合は、委任状が必要です。委任状は、健康係にあります。
  • 接種前に、「予防接種と子どもの健康」をよく読み、予防接種の内容をご理解ください。
  • 接種会場へは、「母子健康手帳」を必ずご持参ください。(母子手帳がない場合は、接種できません)
  • 接種料金は無料ですが、対象年齢を超えて接種する場合、接種料金は自己負担となります。
  • 「予診票」「予防接種と子どもの健康」は事前に渡しております。(予診票は医療機関にもあります)

 

 予防接種を受けた後の一般的な注意事項

  1. 予防接種を受けた後30分間は、医療機関でお子様の様子を観察するか、医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがあります。
  2. 接種後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
  3. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこするのはやめましょう。
  4. 接種当日は、激しい運動は避けましょう。
  5. 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

 

接種医療機関

1年中接種可能ですが、事前に実施医療機関へ電話による予約(ワクチンの有無の確認)の上、接種してください。  

予防接種実施医療機関はこちら。(内部リンク)

 

予防接種による健康被害救済制度について

定期接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく給付を受けることができます。
健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められた金額が支給されます。死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する又は障害が治癒する期間まで支給されます。
ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因(予防接種をする前あるいは後に紛れ込んだ感染症あるいは別の原因等)によるものなのかの因果関係を、予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に給付を受けることができます。

 

 

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