震災対策
はじめに
地震が発生したとき、被害を最小限におさえるには、一人ひとりがあわてずに適切な行動をすることが極めて重要です。
そのためには、みなさんが地震について関心を持ち、 いざというときに落ちついて行動できるよう、日頃から地震の際の正しい心構えを身につけておくことが大切です |
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地震にあったら
・山丘陵地
落石に注意し、急傾斜地など危険な場所から遠ざかりましょう。
●登山やハイキングで山にいる時に強い揺れに襲われた場合には、まず落石から身を守りましょう。 |
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●地震で地盤がゆるみ、崩れやすくなっている可能性がありますので、ガケや急傾斜地など危険な場所には近づかないようにしましょう。 | ||
・職場
・エレベーター
・オフィス街、繁華街
・川べり
・鉄道
・地下鉄
・スーパー、デパート
・マンション
・地下街
・一般住宅
一般住宅での基本的事項
丈夫な机やテーブルなどの下にもぐり、机などの脚をしっかりと握りましょう。
また、頭を座布団などで保護して、揺れが収まるのを待ちましょう。
●突然大きな揺れに襲われたときは、まずは自分の身を安全に守れるように心がけましょう。 ●戸を開けて、出入り口の確保をしましょう。 ●棚や棚に乗せてあるもの、テレビなどが落ちてきたりするので、離れて揺れが収まるのを待ちましょう。 ●あわてて戸外に飛び出さないようにしましょう。 |
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寝ているとき
揺れで目覚めたら寝具にもぐりこむかベッドの下に入れる場合はベッドの下に入り、身の安全を確保しましょう。
●暗闇では、割れた窓ガラスや照明器具の破片でけがをしやすいので注意をしましょう。 ●枕元には、厚手の靴下やスリッパ、懐中電灯、携帯ラジオなどを置いておき、避難が出来る準備をしておきましょう。 ●寝室には、倒れそうなもの等をおかないようにし、頭の上にものが落ちてこない所に寝ましょう。 |
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トイレ・お風呂
揺れを感じたらまずドアを開け、避難路を確保し揺れが収まるのを待ちましょう。
●風呂場ではタイルや鏡、トイレでは水洗用のタンクなどが落ちてくることがありますので注意しましょう。 ●入浴中は鏡やガラスの破損によるけがに注意しましょう。 ●浴槽の中では、風呂のふたなどをかぶり、頭部を守りましょう。 ●揺れが収まるのを待って避難しましょう。 |
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台所
まずは、テーブルなどの下に身を伏せ、揺れが収まるのを待ちましょう。
●無理して火を消しに行くと調理器具が落ちてきてやけどなどをしたりするので、揺れが収まるまで待ちましょう。 ●食器棚や冷蔵庫が倒れてくるだけでなく、中身が飛び出してくることもあるので注意しましょう。 ●コンロの近くの場合、調理器具が滑り落ちてくる場合があるので、コンロの近くから離れ、揺れが収まったら落ち着いて火を消しましょう。 ●揺れを感じて自動的にガスの供給を停止するガス漏れ遮断器(ガスマイコンメーター)がほとんどのご家庭に設置されています。特性や使い方を十分に理解しておきましょう。 |
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・住宅地
・運転中の場合
急ブレーキを踏めば予想外の事故を引き起こすことにつながります。
●揺れを感じたら かり握り、前後の車に注意しながら徐々 にスピードを落とし、道路の左側に停車 します。 車外に出ず、カーラジオから情報を入手 します。 けたままにし、ドアをロックしないで、 窓を閉めます。 どの貴重品を持ち、徒歩で避難します。 ますのでやめましょう。 加え、以下の点にも留意しましょう。 灯させ、前後の車に注意を喚起します。 られており、ここから徒歩で地上に脱出す ることができます。 |
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・学校
・映画館、劇場
・バス
・新幹線
・海岸
揺れが収まったら
1.身の安全の確保
まずは周囲を確認。身の安全を確保しましょう。
●あわてて行動すると、転倒した家具類、飛び散ったガラスの破片等でケガをする恐れがあります。
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2.避難の判断
正しい情報に基づいた判断を! それがあなたの運命を左右します。
●災害が発生したときにはデマが飛び交いがち。噂に惑わされず、テレビ、ラジオ、役場等からの情報に注意し、正しい状況の把握に努めましょう。 ●役場から避難の指示・勧告等が出たら、それに従いましょう。 ●役場からの指示・勧告等がなくても、身の周辺に危険が迫っていると判断した場合は、ためらうことなく避難しましょう! ●消防署、警察等は救急・救助活動等に追われていることが予想されます。災害状況の問い合わせ等はこれらの活動に支障をきたすのでやめましょう。 ●地震時に多くの人が電話をかけると、電話がつながりにくい状況になりますので、電話や携帯電話の使用は控えましょう。 |
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3.避難の行動
・家を出るとき
避難するときも周囲を確認。思わぬ事故に遭う恐れがあります。
●外に出るときも周囲の確認を。ガラスや看板等が落ちてくる可能性があります。
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・火災に遭遇した場合
火災では煙が死亡要因の多くを占めています。冷静な避難行動をとりましょう。
●日頃から火災が発生した場合に備えて避難ルートを確認しておきましょう。
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・避難方法
避難するときに車を使うと混乱を来す場合があります。
●避難する時は原則として徒歩で避難しましょう。車を使うと渋滞を引き起こし、消防・救急活動などに支障を来します。
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4.帰宅困難者
・帰宅の判断
遠距離を無理に帰宅しようとすると、却って二次災害を引き起こす恐れもあります。 むやみに移動しないようにしましょう。
●通行できる道路が限られ、また駅などには人が押し寄せてパニックが発生する恐れがあり、消防活動などに支障を生じる恐れもあります。
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・帰宅方法
地震が起きると普段通っている道路も通行困難になります。普段から自分で帰宅ルートを歩くなどして、道路の状況を確認しておきましょう。
●徒歩で帰宅する場合に備えて、普段から帰宅ルートを確認しておきましょう。災害時に通行止めになったり、混乱が発生する恐れが高いルートは出来るだけ避けましょう。
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5.救出・救護
・初期消火
強い揺れではまず身の安全を確保してから火を消しましょう。
●大きな揺れの時は、一度机の下などに身を伏せ、揺れが収まるのを待ってから火を消しましょう。
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・救出活動、救護活動
消防による救出活動が困難な場合には、住民たちの協力が必要です。
●災害が大きくなると、負傷者が多くなり、また道路が通行困難となっているために消防署などによる救出活動が間に合わない場合があります。軽いケガなどの処置は、みんながお互いに協力し合って応急救護をしましょう。
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地震が起きる前に
1.地震を知る
●震度とは、地面の揺れの強さで表しますが、同じ地震でも地盤や同じ建物でも階により揺れの程度が違ってくるので、地域で想定されている震度を基に実際に自宅や職場がどれくらい揺れるのか知っておくことが必要です。
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