マイナ救急とは、救急隊員が傷病者のマイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)を活用し、傷病者の正確な医療情報等を取得し、必要な応急処置を実施しながら適切な医療機関へ搬送する取り組みのことです。
マイナ救急事業開始
柳川市消防本部では、令和7年秋頃よりマイナ救急事業を開始します。
マイナ救急事業開始の背景
事業開始の背景には、全国的な救急出動件数の増加、それに伴い119番通報から病院到着までの時間も増加していると
いう実情があります。意識がない、混乱している、病院受診歴が多い等、正確な情報取得が困難な場合があり、病院選定に
時間を要する場合があります。また、医療機関側も情報不足で対応が難しいことがあります。その為、マイナ保険証を使用
することで救急隊が、いち早く正確な情報を取得し、その情報を医療機関に提供できます。
マイナ救急の流れ
①傷病者が救急隊員の情報閲覧に同意する。
②マイナンバーカードを救急隊員が読み取る。
③救急隊員が医療情報(氏名、生年月日、住所、既往歴、受診医療機関、お薬情報等)を閲覧する。
④救急隊員による適切な処置や搬送先医療機関の選定につながる。
市民の皆さんへのお願い
救急搬送の迅速化という課題を解決する糸口になり得るマイナ救急です。
一刻を争う救急現場で、マイナ保険証があなたの命を救うきっかけになるかもしれません。
もしもの時に備えて、マイナンバーカードの取得、健康保険証の利用登録、そして普段からの持ち歩きにご協力お願いし
ます。
あなたの命を守るマイナ救急 ~もしもの時に備えてマイナンバーカードを持ち歩きましょう~ (HTML 752KB)
Q&A
Q マイナンバーカードは持ち歩いて大丈夫なの?
A マイナンバーカードはキャッシュカードのように持ち歩いても大丈夫です。マイナンバーカードのICチップには税や
年金の情報、病歴などのプライバシー性の高い情報は記録されません。ICチップの情報を確認するには暗証番号が必要
で、暗証番号を一定回数間違えると使えなくなります。
Q マイナンバーカードを紛失したらどうすればいいの?
A 紛失・盗難によるマイナンバーカードの一時利用停止については、24時間365日体制で受け付けています。「マイナン
バー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)」に連絡をしてください。その後、市区町村に届け出て再交付の手続きをし
てください。
Q 救急隊員に、マイナンバーを見られても大丈夫なの?
A マイナンバーは行政が個人を特定するために使用するもので、マイナンバーを使用する際は顔写真付本人確認書類
などによる本人確認が必要です。このため、マイナンバーを知られたというだけで、個人情報が漏れたりすることはなく、
何かに悪用することは困難です。また、マイナ救急では、12桁のマイナンバーは使用しません。
Q 救急隊員に、救急活動に関係ない個人情報も見られてしまうの?
A マイナ救急に使用するシステムで救急隊員が閲覧できるのは、氏名や住所等の券面上の情報と、受診歴や薬剤情報
などの医療情報だけです。税や年金など、救急活動に関係のない情報は、閲覧できません。
Q 救急車で運ばれるような緊急時でも、マイナンバーカードの暗証番号の入力をしないといけないの?
A マイナ救急の実施にあたっては、救急隊員が傷病者の顔と券面上の写真を確認し、本人確認を行うため、マイナンバー
カードの暗証番号の入力は原則不要です。