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部課長の1分間スピーチ

火の用心は 悲の用心

皆さんお元気ですか。柳川市消防本部消防長の田島雅彦です。
『火の用心は悲の用心』、これは柳川市消防本部が今年度行った「柳川市小学生防火ポスターコンクール」(5年生の部)において金賞に輝いた古賀美月さん(昭代第一小学校)の作品に描かれていた標語です。
「火災が起こると、大切な人や物がなくなってしまう、そんな悲しいことにならないように用心しましょうね」との願いが込められているのではと私は感じました。
このコンクールには600点以上もの応募があり、火の怖さはもちろん、命の大切さも伝わってくるような作品ばかりでした。入賞作品はこちらで確認してください。

受賞式後記念撮影.jpg
今年の柳川市小学生防火ポスターコンクールの授賞式

私が豊原小学校の2年生だった幼い日、当時の消防長からいただいた図画ポスター作品展の賞状がここにありますが、「夜に火事が発生したビルに、消防車からホースを伸ばして消防士が水をかけている様子を描いた」と今でもはっきり覚えています。応募してくださった児童の皆さんもきっと心に残っていくことでしょう。


DSC_7987(トリミング.jpg
昭和48年に受賞した賞状

火災や犯罪を減らしたいと、どんなに呼びかけてもゼロにすることは難しいですが、それでも、繰り返し繰り返し啓発し続けることが大切だと思います。
今回、私自身が児童を表彰する側に立てたことを感慨深く思いますし、これまで火災や犯罪を防ぐために啓発活動を行ってこられた先輩方に改めて感謝します。
ただいま空気が乾燥し、火災が発生しやすくなっています。皆さんも今一度火の用心を心掛け、火災ゼロを目指しましょう。

切ない思い

火災がなくならないこと、私の通った豊原小学校が閉校したことも切ないですが、もう一つ。
私は10月31日、天草へ行きました。車で5時間半の長旅でした。
世界遺産となった海のそばにある﨑津教会を訪れた後、丘の上に建つ白亜の大江教会にも行きました。
厳か感漂うこの大江の地、今から100年ほど前、日本の文学界に大きな足跡を残した5人の詩人・歌人(北原白秋、与謝野鉄幹、木下杢太郎、吉井勇、平野万里)が九州を旅した時の紀行文「五足の靴」が話題を呼びました。5人は、大江教会のガルニエ神父を訪ねています。
『白秋とともに泊りし天草の大江の宿は伴天連の宿』と吉井勇が詠んだ歌が刻まれた碑も敷地内に建てられています。

さきつ教会.jpg
世界文化遺産「天草の﨑津集落」内にある﨑津教会
大江教会.jpg
北原白秋も訪れた大江教会

8年前、白秋が目にした景色と同じものを見たい、風を感じたいという思いもあり、大江教会辺りを歩いていると、「地蔵まつり」に出くわしました。祭りと言ってもそこにいたのはたった3人。母親くらいの人が通りすがりの私に、手づくりのまんじゅうをくださいました。
白秋の話で盛り上がったあと、「若っかもんのおらんけん、いつまで祭りば続けられるやか?」、「家のリフォームばしたばってん、息子は帰ってこんち言いよります」と寂しげに言われたのが心に残り「また来るけん、元気にしとかやんですよ」と言って別れたのでした。
そして今年、柳川銘菓を手土産に、その女性を訪ねてみたのですが、留守で、辺りは空家になっているような家ばかりでした。長時間かけて来たので、また明日というわけにもいかずウロウロしていると、運よくこの地区の区長さんに会いました。
以前お世話になった人を訪ねてきた旨を話すと、病気になったときのことを考え、今年の1月に息子さん家族の住む熊本市に移住されたとのこと。うーん、遅かった。もう少し早く思い立っていれば再会できたのに。
私の気持ちと重なるように、この日は雲がかかり、天草灘の水平線に沈む夕日は見ることができませんでした。気が向いたらまたチャレンジしてみましょうかね。

天草灘.jpg
天草灘の夕日
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おいしい料理も旅の楽しみ 日本三大ちゃんぽんの一つ「天草ちゃんぽん」

私も今年還暦を迎えました。これからはなるべく切ない思いをしなくていいように、会いたい人には会いに行く。食べたいものは食べておく。行きたいところには旅をする。これからの一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。今回で私が発信するブログは最後となります。これまでご笑覧いただいた皆さま、コメントをくださった皆さま、ありがとうございました。
今年も残りわずか。どうぞ、良いお年をお迎えください。

次回の部課長ブログは議会事務局長です。

前回の部課長ブログ(子育て支援課長)はこちら

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