皆さん、こんにちは。教育部長(併任)三橋庁舎長の古賀です。
さっそく私事で恐縮ですが、今月60歳となり、このブログを担当するのも今回が最後となりました。学校では授業の「振り返り」の時間がありますが、今回は自分の公務員生活の振り返りから始めてみたいと思います。
私が合併前の柳川市役所に入庁したのは平成元年。福岡市で「よかとぴあ」が開催されている時期で、商工観光課観光係に配属されました。当時は翌年に国民体育大会「とびうめ国体」の開催が予定されていて、私自身は「観光班」として市に来られるお客様の対応にあたりました。
当時付けていたワッペン型の名札
入庁2年目から企画財政課企画係へ異動することになるのですが、市の総合計画(マスタープラン)の見直しの真っ最中。膨大な資料を整理し、会議資料を作成するのに夜中や朝方までかかることもしばしばありましたが、お気楽な私は、当時の栄養ドリンクのCMソングのような生活を半ば楽しんでいました。何せ当時は今のようにパソコンではなく、「ワープロ」で作業していましたので、表を作っても電卓で係数チェック。今とは大違いの非効率な仕事ぶりでした。
そのような中で、今でも自分の記憶に刻まれている仕事を紹介させていただきます。
「ホーリーとワーリーの掘割なぜなぜ物語」
市が「掘割」や「水」を活かしたまちづくりを進めていこうとしていた中で、小学生向け副読本として企画したものです。当時、小学校4年生の教科書で「低地のくらし」として市が紹介されていたのがきっかけです。教育委員会の指導主事のM先生に「教材として使えるようにするにはどのような言葉遣いにすればいいか」など協力をお願いして作成しました。細かいこと一つ一つを尋ねにいったM先生は、いやな顔一つせず協力してくださいました。ちなみにM先生は、後にわが子が小学校に入学した時には校長先生となられていて、またお世話になりました。
掘割なぜなぜ物語
全国水郷探訪シリーズ「水の郷」全3冊
これも「水辺」を活かしたまちづくりの啓発のための企画です。この中で、ライターさんが書かれたものに混じって、私が書いたコラム記事が2本入っています。
啓発本「水の郷」
ソーラーボート大会
メイン会場となったのは今の足湯広場ですが、当時は休耕田のような状態。上司と同僚で刈払い機を使ってセイタカアワダチソウを刈り取るところから始めました。当日は夜明け前からコース上の藻を撤去するなどして準備したことが思い出されます。
1996年柳川ソーラーボート大会記録集
いくつか紹介させていただきましたが、振り返ってみると、これまでこうした仕事に取り組むチャンスを与えてもらっていたことに感謝しかありません。来年度からは、役職なしの職員として勤務させていただきますが、これまで体験してきた、仕事をする中でのわくわくした気持ちを若い職員と共有できたらいいなと願っています。
次回の部課長ブログは消防署長兼警防課長です。