こんにちは。建設部長の目野です。
今回は、「インフラ(社会基盤)」について、お話ししたいと思います。インフラという言葉は少し難しく感じるかもしれませんが、実は皆さんの暮らしにとって、とても身近で大切なものです。
例えば、学校、職場、買い物に行くときに歩いたり、自転車に乗ったり、車を運転したりする道路。川を渡るための橋。家族や子ども達が遊んだり、健康のために歩いたりする公園や広場。
日常生活の中で目には触れる機会は少ない地面の下の下水道や水道管など。
これら全てがインフラと呼ばれるものです。私たちの暮らしを支えています。
では、そんなインフラがあると、どんないいことがあるのでしょうか?
例えば、道路があるから、車や自転車が走れて、人も安全に歩くことができます。橋があるから、川の向こうにある学校やお店にも行けます。公園があると、運動をしたり、休んだり、楽しい時間を過ごすことができます。
市民の生活を支える道路
楽しい時間を提供してくれる公園と遊具
でも、インフラにはもう一つ大切なことがあります。
それは「ずっと使えるものではない」ということです。人の体と同じように、年月がたつと、傷んだり、壊れたりしてしまうのです。
例えば、道路に小さなひびが入っていたり、橋の鉄の部分がさびていたり、公園の遊具がぐらぐらしていたりすることがあります。そういった場所を放っておくと、けがをしたり、大きな事故につながったりするかもしれません。
橋の損傷箇所
遊具の固定具の損傷箇所
だからこそ、私たち建設部では、インフラの「点検」を行い、「修理」や「工事」をしています。しかし最近、ある大きな問題が出てきています。それは、市の人口が少しずつ減っていて、お金や働く人が前より少なくなってきていることです。お金(税金)も少なくなると、その分インフラに使えるお金も限られてきます。
このような中で、全ての道路、橋、公園を同じように修理したり新しくしたりすることは、どうしても難しくなっています。市民の皆さんから「ここを早く直してほしい」「この道が危ない」といった声をたくさんいただきますが、限られた財源の中では、全ての要望にすぐに対応することができないこともあります。
私たちは、どの声も大切に受け止めています。ですが、今は「どこを優先して直すか」「どうすればお金を有効に使えるか」をよく考えながら、一つ一つ丁寧に対応していくことが求められています。そうした事情について、市民の皆さんにもご理解をいただきながら、共にインフラを守っていけたらと思っています。
これからの時代、私たち建設部の仕事は、「作ること」から「守ること」へと考え方を変えていく必要がでてきています。新しく道路や橋を作る時は、今本当に必要かどうかなど、いろいろな面から確認することが必要です。
特に今後は、今あるものを大切に使い、長く安全に使っていけるようにしていくことが大切な目標の一つです。
柳川は水と緑が豊かで、子どもからご高齢の方までが安心して暮らせる、素晴らしいまちです。その魅力をこれからも守っていくために、私たち建設部も力を合わせて頑張っていきます。
どうかこれからも、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
話は変わりますが、これまでのブログで、みやま市のY高校野球部について触れてきました。今年は、さらに部員が増え、とても心強く、うれしい限りです。
今年3月に、わが子たちは卒業し、親としての役目を終えた寂しさもありますが、後輩たちが熱意をつないでいく姿に大きな希望を感じています。
さらに、今年は柳川市の市長も交代し、市全体が新たな一歩を踏み出しました。野球部も、まちも、未来に向けて動き出すこのタイミングに、大きな期待をしています。特にユニフォームを一新し、部員も増えたY高校野球部のこれからの成長と活躍を、心から応援しています。
これからもY高校野球部の成長と活躍を応援しています
次回の部課長ブログは産業経済部長です。