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因福寺六地蔵

2016年4月5日

 

種別 有形文化財(彫刻)

所在地 柳川市大和町鷹ノ尾

 南筑後平野に分布する丸彫式(まるぼりしき)の典型的な六地蔵塔のひとつ。高さは2.27メートルあり、竿(さお)と基礎とを一石造りにしたもので、下張り、上細り方柱です。竿の上部には、梯形(ていけい)の龕(がん)を穿ち、中に僧形坐像(そうぎょうざぞう)を浮彫し、龕の回りに刻銘があり、龕下に蓮台(れんだい)を造り出し、左右にも刻銘があります。本塔は、鷹尾城主田尻親種(たじりちかたね)の二男田尻大助が、天正5年(1577)に剃髪(ていはつ)して教圓(きょうえん)と号し、親種の子大安のために造った供養(くよう)塔と伝えられています。

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