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豊原六君像板碑

2016年4月5日

種別

有形文化財(考古資料)

所在地

柳川市大和町豊原字石仏

この板碑は扁平な天然石を利用し、天正6年(1578)に造られました。表面の中央に、雲上飛行の阿弥陀三尊来迎図(あみださんぞんらいごうず)を線刻(せんこく)し、三尊ともやや左向きの前傾姿勢をとっています。表面には両脇侍(りょうわきじ)を挟んで「二世□□大善女壽位徳科覚忠上座壽位天正六年戌二月時正中日施主敬白」の銘があり、背面には「蒲池大和入道覚忠夫婦三人逆修浄土門往生極楽九品蓮臺可住者也」と刻銘(こくめい)されています。覚忠(かくちゅう)についてはよくわかりませんが、柳川城を築いた蒲池鑑盛(かまちあきもり)の弟と思われ、夫婦ら3人が生前に建てた逆修供養塔と思われます。また、一説には、塩塚城落城のとき、覚忠および夫人主従(しゅじゅう)6人が自害したことから、地元民は「六君像(ろっくんぞう)」とよんでいます。

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