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大友家文書

2020年6月3日

大友家文書(おおともけもんじょ)

290通 / 附文書袋5口 / 矢根木型等3箇

[種別]重要文化財(書籍)

[指定]平成5年6月10日

[所在地]福岡県柳川市隅町71-2 柳川古文書館

 概要

 大友氏は中世豊後国の大名です。豊後国の守護から九州北部の有力守護大名に成長し、戦国期の大友宗麟の時代が全盛期で、筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後の6カ国の守護と、日向及び伊予半島を領有しました。

 大友家文書は平安時代から室町時代にわたる武家時代前期のもので、一応のまとまりを持っています。内容は将軍・執権管領を始めとする幕府の文書から公卿文書まであり、下文・御教書・感状・御内書・施行状など様々な形式を含んでいます。大友氏と諸勢力間の関係や、幕府と九州との関係を知る上で貴重な史料であると共に、特に北朝系の史料としても重要です。

 大友氏の改易後、義統(よしむね)婦人菊子が甥の立花宗茂を頼って来柳し瀬高町建仁寺に住んでいましたが、文禄3年(1594)に同地で没したため、文書や重器が立花家に伝来したものといわれています。

 

 

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