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三尊預修板碑

2022年12月1日

 

三尊預修板碑(さんぞんよしゅういたび)

[種別]有形文化財(考古資料)

[所在地]柳川市本城町125 柳川高校

 

 この板碑は昭和3年(1928)の柳川城址開田の際に発掘されました。昭和17年(1942)に同地に柳川商業高校(現在の柳川高校)が開設されて以来、その庭園で保存されてきましたが、現在は学校の前庭に移されています。

 碑面には3体の如来像を線刻しています。上段に中尊の釈迦如来、右下に薬師如来、左下に阿弥陀如来を配置しており、いずれも蓮台に座して身頭の二重光背を背負っています。

 預修(又は逆修)とは生前にあらかじめ自分のために77日(49日)の仏事を修めて私語の冥福を祈ることで、これを記念して建てたものを預修碑又は逆修碑といいます。また、刻まれた銘文からこの碑が三人の支社の供養碑も兼ねていることが分かります。

 施主の賀翁道慶についてはよく分かっていません。

 造立は大永6年(1526)で、欠損のない大型の石碑です。

 

 

 

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