令和5年2月5日(日)に文化財火災想定訓練を実施しました。今年は、上宮永町の玉垂神社において上宮永町地区の住民の皆さまのご協力の元、無事に実施することができました。当日は約100名の参加者が見守る中、神社関係者による通報訓練や文化財を想定した持ち出し訓練、地元の消防団による放水訓練を実施しました。 訓練終了後は、柳川消防署の職員による消火器の取り扱いの説明を受けた訓練参加者が水消火器を用いた消火訓練を行いました。
昭和24年1月26日に法隆寺の金堂壁画が焼損したことに伴い、昭和30年から1月26日が「文化財防火デー」に定められ、貴重な文化財を火災等の災害から守るため、全国的に文化財防火訓練が展開されています。柳川市においても平成17年6月3日に三柱神社で火災が発生し、歴史的建造物であった楼門、拝殿、回廊、唐門が消失しました。先人たちが永年に亘り大切に守り伝えてきた文化財も火災により損失すれば、再び回復することはできません。
この文化財防火デーに合わせて、柳川市では文化財保護と防災に対する意識の高揚を目的に、毎年文化財火災想定訓練を実施しています。
住民による文化財持ち出し訓練
地元消防団による放水訓練
地元住民による消火器取り扱い訓練