柳川市は、国土交通省の「居心地が良くあるきたくなるまちなか」づくりの構想に賛同し、国土交通省の政策実施のパートナーである「ウォーカブル推進都市」となりました。
『ウォーカブル推進都市』とは
国土交通省が打ち出した「居心地が良く歩きたくなるまちなか」を目指す「"WE DO"~Walkable,Eyelevel,Diversity,Open」という『まちづくりの方向性』に賛同する自治体のことを『ウォーカブル推進都市』といいます。
その方向性の背景には、地域消費や投資の拡大、観光客の増加や健康寿命の延伸、孤独・孤立の防止など様々な地域課題の解決や新たな価値の創出につながる取組として、世界中のまちなかが、人々が多様な活動を繰り広げられる『ひと中心の空間』へと転換されているという実態があります。
WE DO
「W」alkable 歩きたくなる
居心地が良い、人中心の空間を創ると、まちに出かけたくなる、歩きたくなる。
「E」ye level まちに開かれた1階
歩行者目線の1階部分等に店舗やラボがあり、ガラス張りで中が見えると、人は歩いて楽しくなる。
「D」iversity 多様な人の多様な用途、使い方
多様な人々の多様な交流は、空間の多様な用途、使い方の共存から生まれる。
「O」pen 開かれた空間が心地良い
歩道や公園に、芝生やカフェ、椅子があると、そこに居たくなる、留まりたくなる。
柳川市のウォーカブルな取り組み
柳川市は、以下の2地区のウォーカブルなまちづくりの取り組みを推進していきます。
西鉄柳川駅周辺地区
西鉄柳川駅周辺地区では、柳川らしくにぎわいのある駅前空間を目指し、水郷柳川のシンボルである掘割を二ツ川から駅前まで引き込むとともに、舟の乗船場、水辺空間と一体となった広場や飲食、物販、観光案内機能等からなるにぎわい交流施設を整備するほか、駅周辺一体のまち歩きによる交流人口の増加を図るための様々な取り組みを推進していきます。
また、それらの事業については、西日本鉄道株式会社、福岡県、柳川市の三者で連携し、2024年度中の整備完了を目指し、取り組んでいきます。
沖端水天宮周辺地区
本地区が抱える地域コミュニティや交通、景観などの様々な課題を解決し、観光拠点としてのエリアの魅力をさらに高め、住民の誇りや観光客の満足度の向上を図るため、道路や水辺空間を誰もがゆったりと憩い、出会いや交流が生まれる空間へと再整備するとともに、歴史や文化を継承した沖端らしいまちづくりを推進していきます。