子宮頸がん
子宮頸がんは、子宮の入り口の頸部から発生します。
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染がきっかけとなります。
感染してもほとんどの場合は一過性ですが、ごく一部の人で感染が持続し、長期間を経てがんにいたることがあります。
注)HPVは、一度でも性交渉の経験があれば感染している可能性があります。
子宮頸がんが進行すると、子宮摘出手術が必要となる場合もありますが、早期のうちに治療すれば、子宮を摘出せずに治癒できるため、妊娠・出産も可能です。
子宮頸がんは、30から40歳代に多く、体がんは50~60歳代が多く診断されます。体がんは閉経以降にそのリスクが高くなります。現在のところ、検診の対象となるのは子宮頸がんです。
厚生労働省は科学的根拠に基づいて効果がある検診として、2年に1回の子宮頸がん検診を勧めています。
子宮頸がん検診の方法
婦人科の専門医によって、子宮頸部の粘膜を採取し、がん細胞の有無やがん細胞の種類(組織型)を知ることができます。
これを細胞診といい、この検査によって子宮頸がんの診断ができます。
ただし生理中の場合、十分な検査ができない場合があります。
検査の感度(がんがある人を正しく診断できる精度)は50から80%です。
進行がんになるのを防ぐことができ、がん検診の中でも効果の高い検診と考えられます。
検査時間は15分程度です。痛みはそれほどありません。
子宮頸がん検診の精密検査
細胞診では、約1%が「精密検査が必要」という判定を受けます。
この場合、必ず精密検査を受けることが求められます。
精密検査の方法は、組織診やコルポスコープ(膣拡大鏡)などがあります。
がん検診推進事業(無料クーポン券)について
特定の年齢に達した柳川市民の方に対して、子宮頸がん検診費用が無料となるがん検診無料クーポン券を送付します。
令和6年度子宮頸がん検診無料クーポン対象者(女性)
柳川市に住民登録のある方で、次の生年月日の方。年齢は令和6年4月1日時点です。
年齢 |
生年月日 |
20歳 |
平成15年4月2日から平成16年4月1日 |
無料クーポン券の送付時期
令和6年5月25日
実施期間
令和6年6月1日から令和6年11月30日
注意事項
- 無料クーポン券は、基準日(令和6年4月19日)に柳川市に住民登録をしている方へ送付しています。
- 無料クーポン券を紛失した方や4月20日以降に柳川市に転入された方は、健康係へお問い合わせください。