【お願い】柳川市の高齢者福祉施設関係者の皆様へ
近年の高齢化の進展を背景に、高齢者福祉施設からの救急要請件数も年々増加しています。
令和5年の高齢者福祉施設からの救急要請件数は350件を超えており、これは令和5年救急件数の10%以上を占めています。
このような状況の中、救急隊は救急現場で、患者情報や症状の発生状況、ご家族の連絡先などの情報を聴取し、搬送医療機関へ情報を伝えなければなりません。特に緊迫する現場では、一刻も早く情報を聴取する必要があります。
高齢者福祉施設からの救急要請時に救急隊への情報伝達手段として「救急隊への情報提供シート」をご活用していただくことで、患者情報や症状の発生状況の把握がスムーズになり、円滑な救急活動に役立てることができます。
救急隊への情報提供シート
【事前記載事項】には、利用者の氏名や生年月日、病歴やご家族の連絡先などをご記入いただきます。情報に変更があった場合は速やかに修正をお願いします。
【119番通報時の記載事項】には、救急車を要請した経緯をご記入いただきます。救急車要請の際は、可能な限りご記入いただき、現場に到着した救急隊へお渡し下さい。
DNAR(蘇生拒否)に関する意思表示の確認について
終末期医療についての考え方は、人それぞれ違います。ご本人やご家族、主治医と十分にご相談いただき、可能であれば蘇生処置に関する意思表示の記載にご協力をお願いいたします。
(注)救急隊の業務は、救命処置を行い、医療機関への搬送することを基本とします。
(注)蘇生処置を望まれない意向を示されていても、主治医への連絡が取れない場合や傷病者の容態等により、意向に沿えないことがあります。