洪水のしくみを知り、いざというときに冷静に行動しましょう。
◎洪水災害とは
洪水
洪水とは、雨などにより河川の水量が普段より著しく増えた状態を言います。大きな河川では通常、広い河原の中央部分にしか水が流れていません。ところが、川幅いっぱいに水がおしよせ、 広い河原も水で見えなくなることがあります。これが洪水です。 |
氾濫
はん濫とは、雨などにより、住宅地や農地などに水があふれ出ることを言います。 河川から水があふれ出ることを「外水はん濫」と言い、河川以外の住宅地や農地に降った雨がそのまま溜まり、あふれることを「内水はん濫」と言います。 |
水害
水害とは、水によって起こる災害のことで、「外水はん濫」や「内水はん濫」なども水害とよびます。 ただし、海水による災害の場合は、「高潮災害」「津波災害」とよびます。 |
◎こんな地形では細心の注意を!
洪水による災害は特に以下の様な地形の付近では細心の注意が必要です。早めの避難態勢をとってください。
ゼロメートル地帯
満潮時の平均的な海面の高さよりも低い土地は、高潮により浸水、冠水のおそれがあり、要注意です。 |
河口部の土地
水深が急激に深くなる遠浅海岸や湾の奥の土地は、押し寄せた海水が湾の外に出て行きにくいため、高潮の時に水位が上がりやすくなります。 |
河川敷
河川の流域や、過去に河川敷だった土地は、豪雨により浸水する危険性が高くなりますので、注意が必要です。 |
沖積地
河川が運んできた土砂が堆積して出来た「三角州」や、過去のはん濫で土砂が堆積して出来た「氾濫原」は冠水しやすいので注意が必要です。 |