みなさん、こんにちは。
地域おこし協力隊の阿部です。
最近はブログの更新ができずに申し訳ありません。
去る10月1日(水)から6日(月)までの6日間、東京で「柳川ミニアンテナショップ」を開催しました。場所は中野区の薬師あいロード商店街。JR中野駅と西武新宿線新井薬師駅の間をつなぐように続く商店街です。
今回のアンテナショップは、柳川の美味しい野菜や特産品を東京の人たちにも味わってもらいたいというのはもちろんですが、そもそも柳川がどこにあるのか、どんな場所なのかを知らない人も東京には多いので、まず「柳川」という名前を覚えてもらうことも大きな目標でした。実際、東京では「柳川=柳川鍋」と思っている人がほとんどなのです。そこで、店頭に商品を並べるとともに、店内には柳川を紹介するポスターやパンフレットなどを用意して、一日中DVDで柳川の様子を流しました。お客さんの中には「いいところよね」と声をかけてくださる方も。地元のケーブルテレビ局も取材に来てくれて、すぐに放映してくれました。このニュースを見て来店してくださった方もいましたよ。
販売した商品は以下の通りです。
生鮮野菜=ナス、アスパラガス、オクラ、ヒシ
特産品=柳川まめマヨ、まるっとトマト、ゆずすこ、のりクロ、うなぎのポリット、赤貝佃煮、むつごろうラーメン、うなぎラーメン、有明育ち塩のり、有明のり佃煮
初日、柳川から商品が届いて、開店準備をしようと野菜の段ボールを開けるとすぐに、通りがかりのご婦人方が「これいくら?」と寄ってきます。まだ開店前ですとは言えずに売り始め、なし崩し的に開店となりました。それにしても生鮮野菜のパワーはすごいですね。まず飛ぶように売れ始めたのがアスパラガス。近所のスーパーでは一束200円程度、しかも外国産のものも多い中で、国産の鮮度が高いものが120円(2回目の販売では140円)だったので、来る人来る人みんなアスパラガスを買っていき、あっという間に売り切れとなりました。意外だったのがヒシ。東京ではまったく馴染みがないので、売るのに苦労するだろうと予想していたのですが、試食をしてもらったところ美味しいと評判に。東京では手に入らないという希少価値もあって、自分の分だけでなくご近所やお友達の分まで購入される方も。これは嬉しかったですね。オクラもナスも「美味しかったからまた買いに来たわ」という声がよく聞かれて、柳川野菜の面目躍如です!ちなみにこれはヒシを必死に説明しているところ(笑)
おかげさまでどんどん商品は売れていき、次々に完売となりました。生鮮野菜だけでなく特産品(加工品)の売れ行きも順調! 今や知名度が全国区の「ゆずすこ」「のりクロ」はもとより、他の商品も東京の方に大人気。柳川の味付けは甘めなので東京の方の口には合わないのではないかと心配していた「赤貝佃煮」や「有明のり佃煮」があっという間に売り切れたのは思わぬ喜びでした。
10月4日(土) は、移住定住促進プログラムとして、柳川出身の江口晋太朗さんをお招きしてのトークイベントを開催しました。多拠点居住と地域の未来というテーマのもと、都会と地域との2拠点居住や「もえもん家」の活用法などについて、参加者全員で自由にアイデアを出し合いました。終了後の交流会も大いに盛り上がり、ひとつのきっかけ作りにできたことと思います。
10月5日(日)は台風接近による大雨で、商店街にはほとんど人通りがなくなってしまいましたが、前日の土曜日のうちにできるだけたくさん販売しておいたのが功を奏して、最終日には、持って行った商品全てを完売することができました。ご来店くださった皆様、ありがとうございました。特に、日曜日、冷たい雨の中を傘をさしてわざわざ来てくださったみなさん、本当に感謝しています。
正直なところ、今回のアンテナショップは経費の面では持ち出しも多かったのですが、当初の目的である「柳川」という名前を中野区のみなさんに覚えていただくという点は、かなり満足できたと思われます。柳川の生鮮野菜や特産品が東京の人にも人気であるということは売れ行きが証明してくれていますし、アンケートでは「もう一度このお店を利用したい」と回答してくださった人がほぼ全員でした。
細かいところをもう一度検討して、ぜひまた東京にアンテナショップを出店したいと考えています。みなさん、ぜひご協力よろしくお願いします。