みなさん、こんにちは。
地域おこし協力隊の阿部です。
今日はおいでメッセ柳川さんにお邪魔しました。
辻町の交差点近くにあるお店です。
「おいでめせ」とは柳川の言葉で「ようこそ」「いらっしゃい」という意味のようです。
そこに見本市を意味するメッセをかけてあるわけですね。
柳川を代表する物を扱う店名としては、なかなか素晴らしいネーミングです。
店内には、柳川の名産、特産の品が所狭しと並んでいます。
柳川の海苔って本当に美味しいですね。
東京ではこんなに美味しい海苔は滅多に食べられません。
「ゆずすこ」「のりクロ」はユニークな商品ですが、何にでも合う万能調味料ですね。
下の段にあるウナギの骨せんべいも、おつまみにぴったりの逸品です。
骨では満足できない方はこちらのかば焼きを!
ウナギの美味しさは今更いちいちお書きするまでもありませんね。
「くっぞこ」とは舌平目のことです。
舌平目というと、東京ではムニエルなど洋風でいただくのが普通ですが、
柳川では甘辛く煮付けていただくのが定番です。これがまた美味しいんです!
そして、泣く子も黙る「あまおう」。
いろいろなイチゴの中でもやはり絶品の美味しさです。
柳川ではイチジクも特産品ですよ。
店長さんにお話を伺ったところ、東京で物産展を開いた際に意外に売れたのがこの味噌だそうです。
転勤や出張で福岡に来たことのある人が、「この味!」と言って懐かしがって買っていくそうです。
私が個人的にイチオシしているのが、このまめマヨ。
(もちろん他の商品もみんな素晴らしい物ばかりです!)
だって、卵を使っていないのに、マヨネーズの味がするんです。
マヨネーズと言えば、子どもたちに大人気ですが、中にはアレルギーのある子もいます。
そんな卵アレルギーの子どもにも、マヨネーズを味わってもらえるなんて素晴らしい!
このまめマヨ、ぜひとも全国に広めていきたいですね。
そして、こちらも卵を使っていないクッキー「柳川ソイコロ」。
柳川産の大豆(ソイ)を使った、一口サイズのコロコロっとしたヘルシーなクッキーです。
パッケージもおしゃれですね。
有明海と言えばムツゴロウ、というのは日本全国で知られているのではないでしょうか。
しかし、そのムツゴロウをラーメンにしてしまうなんて。
イラストもユーモラスだし、話のネタに買っていく人も多そうです。
店内には、買ったお菓子などをいただきながら一休みできるスペースもあります。
観光で買い物しながら少し休憩できるなんて便利ですね。
本当に素晴らしい品揃えで、見ているだけでも楽しいおいでメッセ。
しかし残念ながら、一つだけ欠けているものがあるように感じました。
それは、立地の不便さです。
商品のラインナップを見れば、明らかに観光客を意識していると言えます。
それなのに、来客されるのは地元の方がほとんどだということ。
地元の方が手土産として持って行くために、こちらで商品を買っているのです。
それでは、なぜ観光客がなかなか立ち寄らないのでしょうか?
柳川を訪れる観光客の方々は、そのほとんどが川下りを楽しみます。
その動線から、悲しいことにこのおいでメッセは外れてしまっているのです。
もし、このおいでメッセが、川下りの終点あたりにあったなら、
間違いなく利用者の数はもっと増えるでしょう。
今の場所に店を構える理由もきっとあるのだとは思いますが、
そのあたり、なんとかならないものでしょうか?