みなさん、こんにちは。
地域おこし協力隊の阿部です。
先日は柳川ブランド推進幹事会の先進地視察に同行させていただき、
朝倉地区を視察してきました。
まずお邪魔したのは、JA筑前あさくらさん。
こちらは加工品をうまく取り入れて販売実績を伸ばしています。
会議室に入ると、きれいに陳列された朝倉製品が待っていました。
こうした完成品をJAで作るのではなく、 ほとんどはOEMだそうで、
JAでは一次加工を主に取り扱っているとのことでした。
「地域の名前が見える販売をしよう」という方針が成功の鍵だったのでしょうか。
続いて、朝倉グリーンツーリズム協議会を訪ねて、
農家民泊の導入の経緯と現状を伺いました。
協議会会長の矢野さん、事務局の原野さんが丁寧に説明してくださいました。
そもそものスタートは、他地域から朝倉を訪問した方が、
「こんなに素晴らしいところはない」と感動して帰ったことがきっかけだそうです。
自分たちは毎日暮らしていて、朝倉の魅力に気がつかなかったけれども、
そうした声を聞くことで、初めて朝倉が魅力ある土地だと気づいたのだとおっしゃいます。
この後、実際に農家民泊をなさっているご家庭も訪問しましたが、
そちらでもまったく同様に、私の家に泊まって何が楽しいのだろうと思っていたけれども、
「あなたなら絶対に大丈夫!」という周囲の声に押されて農家民泊を始めたところ、
宿泊した方が非常に喜んで帰り、その後リピーターとしてまた泊まりにくることも多く、
何よりも人と人との出会いがあることが、自分にとって大きな楽しみだとおっしゃっていました。
農家民泊はお金もうけにはならないけれど「人もうけ」になっているという言葉が、
民泊を受け入れていらっしゃるみなさんの気持ちをよく代弁していると思いました。
視察を終えて柳川に戻るバスの中で、またいろいろ考えました。
柳川は実にさまざまな魅力にあふれた地域で、
今回、視察した朝倉と比べてもまったく遜色はありません。
あとはちょっとした工夫と変化で、今まで以上に多くの方にアピールできるはずです。
10年後、20年後に、この柳川が今以上に元気になることを目指してがんばっていきたいですね。