みなさん、こんにちは。
地域おこし協力隊の阿部です。
平成26年7月24日(木)に三橋地区で、認定農家のみなさんと園児たちによる「枝豆交流会」が開催されました。
炎天下での催しで体調管理が心配でしたが、園児たちが到着して作業を始めるときにちょうど日差しがかげってくれて、絶好の播種日和となりました。
農家の方から大豆の種を受け取って畑へ入っていきます。
今回、播種するのは黒大豆。
これはなかなか貴重なものだと聞きました。
ちょっとうらやましい気がしますね。
農家の方の指導をいただいて、一つの穴に2粒ずつまいていきます。
約60名の園児たちが1反の畑に広がって、
暑い中、一生懸命に種まきをしてくれました。
一つの穴も見逃してはいけないと、みんな真剣な顔つきです。
農家の方々も、園児と一緒に行う播種は格別のようで、
みなさん、にこやかな表情で優しく声をかけながら指導してくださいました。
畑いっぱいに楽しく温かい空気が広がります。
見ている私の心の底のあたりがじんわり熱くなる素晴らしい光景です。
仕上げは、種をまいた穴に優しく土をかぶせていきます。
「元気に育って!」という願いも一緒に、種の上にかかります。
たくさんの人の思いのこもった枝豆、大きく育ってほしいものです。
10月には2回目の交流会として、この枝豆を農家の方と園児たちで収穫します。
たくさんのいい顔がまた見られそうですね。
こうした幼い時期での農作業体験は各地で行われていますが、
先日、おもしろい話を伺いました。
その農家さんには、幼いお孫さんがいらっしゃいます。
アスパラガスが苦手でなかなか食べなかったのですが、
あるときアスパラガスの収穫の手伝いをお孫さんがしたそうです。
そして、食卓にアスパラガスが並びました。
普段だったらあまり食べたがらないのですが、
「これ、○○ちゃんが自分で畑からとったアスパラガスだよ」と言うと、
手にとって口に運び、「美味しいね!!」と。
やはり自分の手で収穫したものは美味しいのですね。
都会で暮らす人々が、自分の手で農作物を収穫することはめったにありません。
畑に育っているところを間近に見ることもありません。
自分の手も目もまったく触れないところで育った野菜は果たして美味しいのでしょうか?
私は、そんな都会の人たちの目や手の代わりとなって、
安全で美味しい野菜を都会に届けていきたいと願っています。
みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。