みなさん、こんにちは。
地域おこし協力隊の阿部です。
早速ですが、これが何か分かりますか?
答えはアスパラガスの実です。
こんな風になるのですね。
先日、アスパラガス農家さんにお邪魔して収穫の様子を拝見しました。
アスパラガスはこのようにハウスを使って栽培されます。
今は真夏。ハウスの中の暑さはみなさんも想像できるでしょう。
その中で一日に2回、一つ一つ手作業で収穫していきます。
アスパラガスは生長が速いので、どんなに暑くても休めません。
ハウスの中には蚊がたくさんいるので、
その対策に肌をできるだけ出さないようにします。
その分、当然ですが暑さは増していかざるを得ません。
時には、軽い熱中症なのか、ふらふらしてしまうこともあるとのこと。
そんな苦しい思いをしながら、私たちに美味しいアスパラガスを届けるために、
毎日汗を流しながら収穫してくださる、その苦労には本当に頭が下がります。
こちらの農家さんでは土作りにとてもこだわっていらっしゃいます。
矢印の先にミミズがいるのが分かりますか?
こうして滋味豊かな土から美味しいアスパラガスが育つわけです。
うーん、本当に美味しそう!!
そのままさっとゆでていただくのが私は好きですが、
油との相性もいいので、炒めたりフライにしたりも美味しいですね。
素揚げはちょっとべたっとしてしまうので、オススメではないそうです。
あるいは、魚を焼く網であぶって食べるのもいいですね。
私も1本だけ収穫体験させていただきました。
腰をかがめて根元からハサミで切って収穫するわけですが、
この作業をハウスすべてで行うとなると、その労力は非常に大きいですね。
スーパーマーケットに行けば、キレイに切りそろえて束になったアスパラガスが並んでいます。
しかし、そこに並ぶまでには、土作りから始まって、多くの時間と汗が込められています。
口に広がる畑の恵みを味わいながら、そうしたアスパラガスの物語にも思いをめぐらせたいものです。