地域おこし協力隊の大野です!
九州唯一の神棚産地である柳川。
山口県以西の神棚を一手に引き受けてきた歴史があります。
今回は大正5年創業の古賀神棚店さんに弟子入りしてきました。
経済産業省から伝統的工芸品産業功労者としても表彰されている、古賀國昭さん。
宝くじを入れると当選する、と評判の”宝くじ入れ神棚”も製作しており、
全国から『当たった!』というお手紙が届くほど。
柳川ブランド認定品にもなっている名物です。
現在、古賀神棚店では従来のお仕事に加え、
情報番組”アサデス。(KBC)”でも先月、宝くじ入れ神棚が紹介されたので
放送後の反響が大きくなんとゴールデン・ウィークまで、注文でいっぱいです!
そんな忙しい中でも、ひとつひとつ真心を込めて“宝くじ入れ神棚”は作られています。
今回の弟子入りは期間限定(2週間)だったこともあり、
簡単な作業や完成した神棚の発送・材木の仕入れなどをお手伝い。
慣れないカナヅチやヤスリでの作業に悪戦苦闘もしましたが、
なんとか数百個の神棚をお客様の元へ届けることができました。
古賀さんが使用している釘は、神棚用のかなり小さいものです。
『それぞれの材木にも”目”や”流れ”があるので、逆らわないようにすることがコツ。』だそうです。
口にすると簡単に聞こえますが、これが難しい!
実際に作業させていただきましたが、打ちこんだ釘が曲がったり、斜めに入ったり。
なかなかうまくいきません。
何気ない一つ一つの動作にも、熟練の技が秘められていることを実感しました。
上の写真は,神棚に使う材木を丁寧にかんな掛けしているところです。
この道50年以上の職人さんですが、
このような組立て前に行う前段階の仕込みを大切にされています。
これからも、柳川の名物として神棚が一人でも多くの方に届いてほしいです!