みなさん、こんにちは。
柳川市地域おこし協力隊の阿部です。
今日は、両開地区にある「そよ風農園」を紹介します。
この農園は「水郷柳川やまだ農園」による体験型農園で、
野菜作りの経験がない一般の方を対象に、
毎月1回の講習会を開催しながら野菜作りを楽しんでもらっています。
水郷柳川やまだ農園のブログはこちら(外部ページへリンク)
野菜作り体験のない方のために、
苗や肥料もすべて準備してくれています。
そして、季節に合わせた野菜作りを提案してくれます。
今、畑では夏野菜が元気いっぱいに育っていますよ。
畑仕事に必要な道具もそろっているので、
ゼロから始める人でも不安なく野菜作りが楽しめます。
畑にある道具小屋の入り口には、いま畑で行う作業などについて、
分かりやすく張り紙がしてあります。
講習会ではなく、自分の空いた時間に畑に来ても、
ここを見れば何をすればよいかすぐに分かります。
今、畑ではトマトが元気に育っているのですが、
「脇芽をとる」と言われても初心者には何のことか分かりません。
しかし、この張り紙があるから、何をすればいいかは一目瞭然!
小屋の中のホワイトボードには、
サトイモとショウガの詳しい説明がありました。
こういう資料を読むだけでも、野菜作りがわくわくしますね。
こちらは、カボチャの収穫時期について書かれたもの。
これは分かりやすい!
慣れている人には当たり前のことでも、
初めての人にとっては知らないことばかり。
かゆいところに手の届く配慮が実にうれしいですね。
それでは、畑の様子を見ていきましょう。
こちらは「つるなしインゲン」。
これはカボチャの赤ちゃん。
なんだかつい微笑ましくなってしまいます。
上の写真の赤ちゃんも、数週間で見慣れたカボチャの姿に。
成長の早さには驚かされます。
こちらは「サラダゴボウ」。
やっと芽を出してくれたところです。
がんばって大きくなってくれよ!
これはみなさんもよくご存じのサツマイモ。
土の下では、ゆっくりと美味しい芋が育っていきます。
ツルも美味しくいただけますね。
こちらは枝豆。
東京から移住してきていちばん驚いたのが、枝豆の美味しさ。
「湯を沸かしてから畑に行け」と言われるほど、
枝豆は味の劣化が早いのだそうですね。
今まで東京で食べていたのは何だったのでしょうか?
最近ではトマトの「脇芽とり」も慣れてきました。
食べ頃まであとどのくらいでしょうか?
こちらはピーマン。
なんてかわいらしい!
これなら苦手な人でも食べられそう。
シシトウガラシはもう収穫できます!
私はごま油でさっと炒めて食べていますが、
何かオススメの食べ方はありませんか?
さて、ここでクイズです。
この葉っぱは何という作物でしょうか?
夏になるとみんな大好きなアレ!
正解! スイカです。
こちらも本当にかわいいスイカの赤ちゃんが出来ていました。
小さいのにもうしっかりスイカ模様が入っているんですね。
いま「そよ風農園」の隣には、ヒマワリがきれいに咲き誇っています。
持ち主のご厚意で、気に入ったヒマワリはお持ち帰りいただいていいそうです。
なんと素晴らしいことでしょうか!
私のように、農業の「の」の字も知らないような初心者でも、
野菜を育てて美味しく食べることができる「そよ風農園」。
いま都会暮らしの人たちの間では、自分の食を見つめ直す動きが盛んです。
そのような流れの中、こうして農に触れる機会があるのは幸運ですし、
こういう経験を通じて、自分の食について学んでいけるのは素晴らしいことです。
特に、子どもたちが畑に入り、自分の手で土に触れることを通して、
「食べるということ」、
「野菜や畑にいる生き物の命に目を向けること」、
「そのすべて包み込む環境の意味に気がつくこと」、
こうした学びができれば、言うことはありませんね。
「そよ風農園」を吹き抜ける風は、
さわやかで、そして愛情にあふれていました。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがですか?