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部課長の1分間スピーチ

大雨に備えた先行排水の取り組み

松永久水路課長の写真

皆さんこんにちは

水路課長の松永久です。

4回目の緊急事態宣言が9月30日で解除される見通しです。1日も早いコロナの収束を願っています。また、医療従事者の方やコロナ対策に関係する全ての方に感謝と敬意を表します。

今年は、梅雨に入るまでは少雨傾向で日向神ダムの貯水量も減り、水不足が心配されましたが、観測史上2番目の早さの5月15日に入梅しダムの貯水量も増えました。入梅後は昨年のような大雨を心配しておりましたが、雨の量も少なく水害もなく7月13日に梅雨明けとなりました。

しかし、8月に入ると8日、9日の台風9号に始まり、11日からの大雨は、18日にかけて870mmの雨となりました。これは平年8月の雨の4倍以上となり、年間降水量の約半分に相当します。昨年7月の豪雨を越えて観測史上最多雨量を更新しました。市内にある20カ所の強制排水ポンプのうち、柳川市で管理するのは12カ所あります。今回の11日からの雨で燃料代や電気料で700万円程支払っており、市内の強制排水ポンプもフル稼働しました。

今年の8月は、31日間ほとんどが雨で、暑い夏というよりは、太陽をなかなか見ることもできなかった雨の夏でした。

柳川市の令和3年5月から8月までの降雨量を記したグラフ

【柳川市の令和3年5月から8月までの降雨量】

 

今年に限らず、日ごろから大雨に備えた先行排水にご理解とご協力いただいている市民の皆さんや地元水路委員の皆さん、大雨時には昼夜を問わず樋門・樋管の操作やポンプを稼動していただいている管理人さんなど、全ての皆様方に心から感謝いたします。

先行排水は、前回のブログ(内部リンク)で紹介しましたが、この取り組みを柳川市だけではなく、みやま市、筑後市、大木町、大川市などの近隣の市町にもお願いし、広域的に取り組んでいるところです。

市では大雨に対する防災を重視し、先行排水を行っております。農業用水など不安な点もありますが、大雨の予報が出された後に、水路の水が減っている場合は、先行排水を行い大雨に備えているということなので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

今回の大雨も線状降水帯によるものですが、前回、「線状降水帯の発生予測の実証実験が始まっております。」と紹介しました。8月1日の新聞報道では「防災科学技術研究所や気象研究所、福岡大学などの研究グループが線状降水帯の発生予測をしたところ半日前に可能性を検知し、発生2時間前には高い精度で警戒すべき地域を特定できていた。」また、気象庁は「来年は発生半日前の予測発表を始める方針。」とされていました。早い段階で線状降水帯の予測ができ、精度も高くなれば先行排水も行いやすくなります。一日も早く予測の精度が上がることを期待しているところです。

線状降水帯発生時の降水量を記した図

【線状降水帯発生の様子】

 

ところで我が家では、今年の6月に大学生の息子が、安物の車を手に入れ、妻と車の取り合いはなくなりましたが、緊急事態宣言により学校にも行けず、バイトも終わり相変わらず昼夜逆転した自粛生活を送っています。早くコロナが収まり、元の生活に戻れる事を改めて切に願うばかりです。

軽自動車の写真

【大学生の息子の愛車】

 

 

 

次回の部課長ブログは下水道課長です。

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