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部課長の1分間スピーチ

ダムの役割も果たす水路

松永久水路課長の写真

皆さん、こんにちは。

今年で3年目となる水路課長の松永久です。よろしくお願いします。

今年の水害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方へお見舞い申し上げます。

今年の7月6日から8日の豪雨は、これまで24時間の最多豪雨だった、平成24年の矢部川や沖端川が決壊した九州北部豪雨の281mmを超える361.5mmと過去最多記録を更新しました。しかし、大雨の前に樋門樋管の管理人さんや地元水路委員の皆さんのご協力により市内水路の先行排水を行うことができました。また、大雨時には排水機場の管理人さんに昼夜を問わず排水ポンプを稼動していただき、周囲の自治体のような大きな被害は免れました。協力いただいた皆さんに心から感謝いたします。

強制排水機場の外観写真 強制排水機場の内部の写真

吉富町にある強制排水機場。排水能力は毎秒3トン 

 

先行排水というのは、天気予報で大雨が予測されるときに、市内にある水路の水をあらかじめ抜き取り、水路にダムの役割を持たせることです。大雨のときに水路を最大限に活用する方法で、ダムがないこの地域で有効な対策です。また、抜き取る水の量が多いほど効果が表れますが、雨が降らなかった場合、田植え時期や出穂期には多くの農業用水を必要とするためリスクも大きくなります。

この雨が降らなかったときの担保の1つとして筑後導水施設があります。これは、川にある筑後大堰から筑後川の水を取り込み、導水管をとおり柳川市内に水を送るシステムです。

水路課職員は、大雨に対する防災を重視し、先行排水を行っております。農業用水など不安な点もありますが、大雨の予報が出された後に、水路の水が減っているときは、先行排水を行い大雨に備えているということなので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

 

今回の大雨も線状降水帯によるものですが、九州では線状降水帯の発生予測の実証実験が始まっています。熊本県で大きな被害が出た7月4日の大雨でも事前に危険を察知していたそうですが、現在の技術では精度は高くないということです。予測精度が高くなれば先行排水もやりやすくなります。1日も早く予測の精度が上がることを期待しているところです。

ところで我家では、今年の4月からはれて大学生になった息子が、2月から通い始めた自動車学校もコロナの影響で途中休校となり、免許取得は6月となりました。コロナ禍により学校にも行けず、車も乗れず、昼夜逆転し自粛生活を送っていました。しかし、免許取得後自粛からも開放され、妻と車の取り合いをしています。早くアルバイトを再開して、自分の車を買ってもらいたいものです。

 

来週の部課長ブログは、地域包括センター長です。

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