皆さんこんにちは。
本年4月から消防本部予防課長を拝命しました、堤敬一郎です。
11年ぶりの予防課勤務になり、新たな気持ちで勤務しています。
予防課の業務内容を紹介します。
予防とは、予想される災害を未然に防ぐことを目的とした仕事です。
消防本部予防課は予防係、査察指導係、危険物係の3係7人で行っています。
火災ゼロをめざして
火災は防ぐことが可能です。「火を出さない」、「放火されない」ことを目的に、家庭や職場での火災予防を進めています。また、防火安全対策も推進しています。特に住宅での火災による死者が増加傾向にあることから、住宅防火対策に力を注いでいます。住宅用火災警報器は火災発生を早期に発見することができ、逃げ遅れによる死者を減らすことができます。詳しくは消防本部公式サイト(内部リンク)で確認ください。
建物を建てる前に、消防機関が防火の専門家として、防火に関する規定に適合しているかどうかや、設置された消防用設備が消防法に適合しているかどうかを検査します。
実際に煙を発生させ消防用設備が作動するかを検査
防火対象物の立入検査
火災は何時起こるかわかりません。未然に火災の発生を防ぎ、人命、財産などを火災から守らなければなりません。そのため消防職員が、市内の店舗や事業所などに立ち入って検査し、消防法令に適合し、安全性が確保されているか確認しています。
設置されている消防用設備が適切に管理されているか立入検査を実施
防火管理者の育成
防火管理者は、職場における防火管理のリーダーです。消防計画の作成や消防訓練の実施、消防用設備などの点検、避難・防火上必要な施設などの維持管理および火気の使用・取り扱いに関する業務を行います。防火管理者の努力により、皆さんも安心して仕事に励むことができます。消防本部では、防火管理者の資格取得講習会を開催し、防火管理者の育成を図っています。
10月に開催した防火管理講習会
危険物の審査
消防法に定められる許可または承認が必要な危険物の位置、構造、設備などが、それぞれの基準に適合しているかどうかを審査します。また、石油類やその他の危険なものを置いたり、使ったりする場所の検査をします。
幼年消防クラブなどの育成
毎年、春と秋の火災予防週間で行う「ハッピ通園」をはじめ、「幼年消防大会」や「防火教室」など、幼年期の防火意識を高めていただくための啓発活動を行っています。
防火教室で真剣に説明を聞く園児たち
本年は、新型コロナウイルス感染症拡大のため「幼年消防大会」は中止となりました。来年は終息し開催されること願っています。また、空気が乾燥し火災が発生しやすくなりますので、火の元・火の取り扱いには十分注意してください。
来週の部課長ブログは財政課長です。