家族で楽しむ「家読(うちどく)」タイム

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4月の異動で、市立図書館長を拝命しました目野康彦と申します。

よろしくお願いします。

 

まずは、8月28日の記録的大雨により、佐賀県武雄市や大町町などにおいて甚大な被害が発生しました。本市においても大雨特別警報が発令され、市内を流れる河川の水位が氾濫危険水位を超えるなど予断を許さない状況の中、矢部川と沖端川の堤防決壊により本市の3分の1が冠水した平成24年九州北部豪雨のことが脳裏をよぎり、とても不安になりました。この度の大雨により被災された方々に、心からお見舞い申し上げますとともに、被災前の生活を一日も早く取り戻せるよう願っています。

さて、お盆過ぎあたりから、いくらか涼しく感じますが、9月に入ってもしばらくは残暑が続くとの予報です。体調管理には気をつけてください。

私事ではありますが、9月になると思い出すのは、目の当たりにした自然の恐ろしさです。次の写真をご覧ください。

 

 

当時としては、観測史上まれにみる強風であったため、建物や電柱、街路樹が倒壊し、多くの住宅で屋根瓦が飛び、停電や電話の不通が長く続きました。また、収穫期を前にした水稲、大豆などへの被害も大きく、住民生活に大きなツメ跡を残しました。大工さんや瓦屋さんが忙しくなかなか来てくれない民家の屋根はブルーシートで覆われていました。我が家も、屋根瓦と倉庫の屋根の一部が隣の田んぼに吹き飛んだため、水稲を踏まないように集めた記憶があります。台風シーズンのピークは9月です。自然災害がないよう祈るばかりです。

ところで、皆さんは「家読(うちどく)」ってご存知ですか？

「家読」とは、「家庭での読書」の略語で、子どもが本に親しむきっかけになる、読書での家族のコミュニケーションです。本を通した親子の心のつながりが、子どもにとって楽しい経験となり、読書好きな子どもを育てます。まずは、「読み聞かせ」からスタートし、親子で読書を楽しむ時間をステップアップさせてみませんか。私には2人の子どもがいて、小学校に入学するまで、たまにではありましたが、就寝前に「小」の字になって、図書館から借りてきた十数冊の中から子どもが選んだ本を読んであげたことがあります。中高生になった子どもたちが今でも、このことを覚えていてくれていることが父親としてとても嬉しい限りです。

ここで、読み聞かせの効果とコツをご紹介します。

 

 

 

市立図書館には、家読コーナーを特設しています。ぜひ、図書館で、お子さまと一緒にお気に入りの本を探してみませんか。きっと、素敵な本と出会うことができます。

また、毎月、柳川総合保健福祉センター「水の郷」で行われる4ヶ月児健診時に、絵本等が入ったブックスタートパックを手渡しています。その際に、読書ボランティアスタッフから家族の方に対し、絵本を介して親子の楽しい時間を過ごすことや、子どもが早い時期に本と触れ合うこと、またそのきっかけをたくさん作ることの大切さを伝えています。

 

     家読コーナー　　　　　　　　ブックスタート　　　　　　 ブックスタートパック

最後に、まだポスターが完成しておりませんが、来る10月20日（日）午後2時から、あめんぼセンター AVホールにおいて、世界的バイオリニスト三上亮氏のリサイタルを開催します。1628年製ヴァイオリン「ニコロアマティ」を奏でる三上氏と、九州を中心に活動するピアニスト林紋子氏が紡ぐ豊かなハーモニーを生でお楽しみいただけます。入場は無料です。図書館職員一同、皆さまのご来館をお待ちしています。

 

バイオリニストの三上亮さんとピアニストの林紋子さん

 

 

 

 

 

来週の部課長ブログは水産振興課長です。