皆さん、こんにちは。
人権・同和教育推進室に異動して4年目になります室長の梅崎福秋です。
人権・同和教育推進室では、人権や同和問題に関する研修や啓発事業などを実施しております。また、人権・同和対策室とも連携して各種事業を行っております。
例年、12月4日から10日までを福岡県や県内各市町村では、「人権週間」「障害者週間」「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と位置付けており、柳川市においても各種啓発行事を実施しております。
その一つの事業として「令和7年度 人権を考えるつどい」を12月7日(日)14時から柳川総合保健福祉センター「水の郷」で開催します。
講師に、シンガーソングライター・ラジオパーソナリティの「ちひろ」さんをお招きし、「みんなちがって、みんないい。」と題し、歌と講演を行います。
「ちひろ」さんは、山口県長門市公認「金子みすゞアンバサダー」で金子みすゞの詩に自ら作曲し歌い語るメッセージシンガーとして、全国各地や海外で講演活動をされています。
金子みすゞは、幻の童謡詩人とされ、北原白秋や島崎藤村などの会員で構成されていた「童謡詩人会」の女性会員2人のうちの1人(もう1人は与謝野晶子)でした。
多くの方々のご参加をお待ちしております。

令和7年度人権を考えるつどいチラシ
また、7月6日に開催しました「令和7年度 人権・同和教育夏期講座」では、鹿児島県日置市で伝統・和太鼓店製造販売を営む「宮丸太皷店」の店主であり部落解放同盟鹿児島県連合会書記次長の宮内礼治さんをお招きして「誇りをもって生きる」と題し、講演を頂きました。その講演の中では、太鼓をつくりながら話をされ「子どもも大人も、聞いたことや噂などの表面的なことだけを信用してしまうところがあり、それが誤解を生んでしまう」との言葉が心に残りました。
「部落差別問題はそっとしておけば、自然になくなる」ことはありません。部落差別問題解消には、誤解を生まないためにも、正しく理解し、しっかり学ぶことが必要です。
人権・同和教育推進室では、毎年、「人権学習会」を開催しております。今年は、部落差別に対する認識を再度深めるために、8月上旬に映画「破戒」と「橋のない川」を再上映し、時代背景の説明を行いましたところ、行政職員や教職員、市民など多くの人に参加をいただきました。また、各地域公民館や各種団体などより「人権学習の出前講座」の依頼もいただいており、こちらも多くの人に参加いただいております。少しずつでも部落差別解消が進めばと思います。
地域公民館で7月に行われた人権学習会の様子
最後になりますが、人権・同和教育推進室には、社会人権・同和教育指導員が2人在籍しています。指導員を地域や事業所などで開催される人権研修会講師として無料で派遣しておりますので、お気軽にお問合せください。(☎0944・77・8842)
次回の部課長ブログは2部消防課長です。
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