本文へ

背景色
文字サイズ

ふりがなをつける

HOME部課長の1分間スピーチ第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025開催

ここから本文です。

部課長の1分間スピーチ

第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025開催

皆さんこんにちは。福祉課長の内田猛です。
7月になり気温の上昇と強い日差し、暑さをますます感じるようになりました。
暑さ対策、水分補給など体調管理には十分気を付けてください。

さて、皆さんはご存じでしょうか。11月に東京都などを会場に開催される「東京2025デフリンピック」。「デフ+オリンピック」「聞こえない、聞こえにくい人のためのオリンピック」で、個人や団体、21競技で約80の国や地域から3000人ものアスリートが参加する国際スポーツ大会です。大会は、11月15日から11月26日までの12日間開催されます。
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年ごとに夏季と冬季に開催されており、1924年フランスでの初めての開催からおよそ100年後、夏季大会となる東京2025デフリンピックが日本初開催となります。
障がいを持ったアスリートが参加するオリンピック「パラリンピック」に比べて、地名度は低いようですが、聴覚に障がいを持つアスリートが参加する「デフリンピック」の方が歴史が古く、視覚的な工夫がなされている他、オリンピックとほぼ同じルールとなっています。(デフリンピックについては、一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会で詳しく紹介されています。)
この東京大会のビジョンとして
・デフスポーツの魅力や価値を伝え、人々や社会とつなぐ
・世界に、そして未来につながる大会へ
・「誰もが個性を活かし力を発揮できる」共生社会の実現
が掲げられています。
東京都内や会場周辺の自治体でも機運を盛り上げようとホームページなどで積極的に情報発信されています。
また、「デフリンピック」の認知度向上と機運醸成に、一般財団法人全日本ろうあ連盟では全国キャラバン活動を展開されています。手話言語やろう者の文化の発信と理解促進、多様性と共生社会の推進、さらに日本代表選手や各国選手への応援を全国から届けるという目的で、3月からイベント開催やPRカー(ラッピングカー)などを実施されています。福岡県内では5月に開催された博多どんたく港まつりに、福岡県ろうあ者スポーツ委員会で組織された「どんたく隊」で東京2025デフリンピックのPR活動が行われました。また、PRカー(ラッピングカー)は2台、全都道府県を対象に南北から走行し、そのうち1台が6月19日九州、大分に到着しています。その後九州各県を回り、7月27日から同月31日までの間、福岡県を走る予定となっています。
市でも2月に開催しました第20回柳川よかもんまつりでPR活動を行っています。

IMG_0562(修正.jpg
ステージでのPR活動


デフリンピックではスポーツの魅力はもちろん、「音」から情報を得ることが難しいアスリートの活躍を通じて、耳が聞こえにくいという目に見えない障がいへの理解が広がることを期待されています。「音」に代えランプの光など「目」で分かるような工夫、参加者同士をつなぐ手話でのコミュニケーションが行われる「デフリンピック」に、皆さんも注目していただきたいと思います。聞こえる人と聞こえない人との間にある「目に見えない壁」を取り除くきっかけになればと思っています。

 

次回の部課長ブログは消防本部予防課長です。

カテゴリー

ページトップへ