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部課長の1分間スピーチ

やながわよかとこ ~学び・学ばせるなら 住むなら柳川市ばい~

皆さん、こんにちは。
教育長の橋本秀博です。
新年度が始まり、新たなスタートを迎えたこの季節、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今年度も、未来を担う子どもたちがよりよい教育環境で学べるよう、さまざまな取り組みを進めてまいります。

前例がない、だからやる!

「前例がない、だからやる」この言葉は私の座右の銘のひとつです。
これは、アサヒビール元会長樋口廣太郎氏の言葉であり著書名です。ビールについては素人の樋口氏が、混迷し経営悪化の一途をたどり「夕日ビール」とまでやゆされた会社を任され、業界のタブーに次々と体当たりで挑み続け、ついには業界トップにまで導きます。逆境の時代は過去にとらわれず、前例のないことに挑戦できるという逆転の発想。つまり、「前例がないからやらない」のではなく「前例がない。だからこそやる」という発想を社員に求め「人マネはやめよう」と呼びかけて士気を高揚させ、見事業界のトップに君臨する改革をやってのけたのです。彼の根底にある経営理念には、利益責任は経営者自身にある、経営不振の場合は自分が辞するという「覚悟」がありました。
“花”は本市の宝である「すべての児童・生徒」であり、その子どもたちの健やかな成長に全力で取り組む「すべての教職員」です。私も樋口氏からの学びを礎とし、教育委員会はその“花”を育てる土になりきることで市内全20校の教育活動をしっかりと下支えしてまいります。
以下、(樋口廣太郎氏ほどではありませんが…)教育委員会としての「創造性に富む企画・運営」と自負する内容についてご紹介いたします。
コンセプトは「 やながわよかとこ ~学び・学ばせるなら 住むなら柳川市ばい~ 」です。

やまと小学校開校

柳川市に地域から愛され地域に元気を与え、夢を育み未来を切り拓く子どもが育つ魅力ある学校として、4月7日に「やまと小学校」が開校式を迎えました。輝かしい歴史と伝統を誇る6校の思いを受け継ぎながら誇り高い学校文化が花咲くことを期待しています。

開校式.jpg
この「やまと小学校」には、令和の時代にふさわしい教育環境の整備として、ICT端末と連携可能な電子黒板を「デュアル(2枚並び)」で設置しました。これまでのチョークを使う黒板は教室にはありません。この先進的な環境により、子どもたちは一人ひとりの学びを深めながら、協働して考え、新たな知識を生み出す体験が可能になりました。これこそが、現代の学校教育が目指す「協働の学び」を具現化する第一歩です。

学校教育支援センター

昨年度開設した「学校教育支援センター」では、保護者や教職員の皆さまから延べ400件以上のご相談をお受けしました。その中には子どもたちの教育に関するお悩みも多く含まれており、対応させていただいた多くの皆さまから感謝の声をいただいています。今年度はこのセンターをさらに発展させ、幼稚園、保育園、小学校の連携を促進する仕組みを強化し、子どもたちと保護者の皆さまに、就学前後の最適なサポートを提供していきます。これらの取り組みは、結果として教職員の働き方改革にもつながると期待しています。

児童生徒支援教室 『わかば』

「適応教室「ありあけ」」が、新しいステージへと進化し、「児童生徒支援教室「わかば」」として生まれ変わりました。「わかば」は、不登校児童生徒の学校復帰を目的とした従来の枠を超え、子どもたち一人ひとりの多様な学びに応える教室としてスタートしました。この新しい教室では、子どもたちが自分のペースや方法で学習を進められる環境を提供します。また、Zoomを活用して学校の授業に参加する機会もある他、体験活動を通じてさまざまなスキルを身につけることも可能です。進路実現を視野に入れた指導支援の充実にも力を入れており、子どもたちが将来の夢や目標を見つけ、叶えるための支援を行っていきます。
「わかば」は、その名の通り、新しい芽が育ち、豊かな未来へとつながる場となることを願っています。すべての子どもたちが、自分らしい学びと成長を実現できるよう、スタッフ一丸となって取り組んでまいります。

やながわトライアルキャンパス

柳川市に住む子どもの郷土への想いや愛着を深めるとともに、何事にも挑戦する力を育むことを目的とした子ども向け体験プログラム「やながわトライアルキャンパス」を昨年度から実施しています。これまで庭園巡りや発掘体験、地域探検隊、スポーツフェスタなど9種の体験プログラムを実施しました。今後もさらに内容の拡充を行っていきますので、子どもたちの積極的な参加を大いに期待しています。

IMG_5470.JPG庭園巡り

柳川暮らしインターンシップ

今春小学校に入学した新1年生対象の将来就きたい職業を聞いたアンケート調査(クラレ発表)によると、男子1位が警察官で女子はケーキ屋・パン屋でした。残念ながら、学校の先生は男女とも10位までにランクインしていません。この傾向は、小中学校の教師を目指す学生の減少につながっているようです。しかも本市近隣には教育系大学はありません。
そこで、市所有の移住体験施設「もえもん家(ハウス)」に宿泊しながら小学校で就業体験する「柳川暮らしインターンシップ」を試行し、今年の3月から本格的に実施しています。県外出身者を含む福岡教育大学や佐賀大学の学生8人が参加しました。この企画は、学校での体験を通して柳川の良さを実感してもらい、本市で教員になるとともに、できるならば住んでいただくことを狙いとしています。(先日、新聞に関連する記事が掲載されました。)この体験を通してできるだけ多くの学生に教職の魅力を実感してほしいと願っています。

私たちは、チーム教育委員会そしてオール柳川として、子どもたちが安心して学び、人生100年時代を豊かに生きる力を育むことのできる教育環境を地域全体でつくり上げていくことを目指しています。今年度も引き続き、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 

次回の部課長ブログは総務部長です。

前回の部課長ブログ(副市長)はこちら

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