本年(令和5 年・2023)は、大正12 年(1923)9 月1 日に発生した関東大震災から100 年という節目に当たります。関東大震災は、大正12 年9 月1 日11 時58 分に発生した相模湾西北部を震源とするマグニチュード七・九の地震で、東京・横浜をはじめとする南関東・東海地方に甚大な被害をもたらしました。本展示では、関東大震災の被害を記録した史料とともに、罹災した柳川出身の人々の史料や、被災した古文書を展示し、関東大震災と柳川との関わりを紹介します。
展示史料
- 新聞(柳河新報)や書籍などの関東大震災の被害を伝える記録。
- 震災により全焼した旧柳河藩主立花家の東京下谷御邸の焼け跡を撮影した古写真。
古写真は、昨年度の立花家古写真調査の中で発見したものです。
- 柳川出身の子爵曾我祐準の駿河台邸の被災記録。
- 関東大震災による火災の被害を受けた史料
「従公儀被仰出候御書付寫」(柳河藩政史料1403)は、立花家が文部省下の維新史料編纂会に貸し出していたことにより関東大震災の被害を受け、全体的に黒く焦げて変色しており、被災した史料ということがみてとれます。
会期
令和5年(2023)9月1日(金)~9月30日(土)
*会期などに変更が生じる可能性があります。随時最新情報をご確認ください。
会場
柳川古文書館(柳川市隅町71‐2)
開館時間
9時30分から16時30分まで(入館は16時まで)
休館日
毎週月曜日(但し月曜祝日の7月17日、9月18日、10月9日はその翌日)
展示替休館:9月26日(火)
入館料
無料