旧戸島家住宅
更新日 2016年04月05日
旧戸島家住宅(きゅうとしまけじゅうたく)
[種別]有形文化財建造物
1棟
[指定]昭和32年4月5日
[所在地]福岡県柳川市鬼童町49-3
概要
旧戸島家住宅は、柳川藩で中老職の要職に就いていた吉田兼儔(よしだかねとも)が文政11年(1828)に隠居後の住処として庭園と共に建築した葦葺二階建の建物で、後に藩主の立花家に献上されて藩の茶室として利用されたといわれています。数寄屋風の意匠が随所にみられ、掘割から水を引き入れた池を持つ庭園と併せて趣のある落ち着いた空間を形成しています。
明治以降は主に住宅として使用されましたが、柳川地方の武家住宅の典型例として昭和32年(1957)に建物と庭園がそれぞれ福岡県の文化財に指定されました。昭和53年(1978)には庭園が国の名勝に指定されています。
老朽化に伴い平成15年度まで3カ年をかけて解体修理を行い、平成16年(2004)から一般公開をしています。