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柳川山門三池教育会

更新日 2016年04月05日

 柳川市立柳河小学校(恵美須町)の敷地内に、木造2階建ての堅牢な建物があります。昭和7年(1932)に建設されたこの建物は、柳川山門三池教育会の事務所です。1階には教育会の事務所と、多数の教科書が開架されている図書室が設けられています。入口付近から、今でも軋むことのない檜造りの階段を昇って2階へ辿り着くと、そこはフロアー全体が講堂になっています。悠に50人は収容出来る広さでしょう。フロアーには建物と同じくらいの古さを感じさせる木製の丸イスや長机が整然と並べられています。そして正面には演壇が、その中央には演台が設けられています。

 

 現在の教育会館の建物は、当初小学校のグランド中央付近にありました。それを昭和46年(1971)に原形を保持したまま、現在の位置に移しました。

 

 この施設を利用している団体、柳川山門三池教育会は、実は建物そのものよりも長い歴史を有しています。その前身の山門郡私立教育会の誕生は明治期にまで遡ります。明治期には全国の至る地域に教育会が結成され、盛んに活動が行われていました。柳川地方の場合は明治19年(1886)8月25日に、同地方の教育の向上を目指して、教員および教育に熱心な人々によって山門郡私立教育会が結成されています。

 

 山門郡教育会が果たした重要な仕事としては、明治20年(1887)の私立尋常中学橘蔭学館の設立が挙げられます。また明治44年(1911)以降、終戦の頃まで新刊書籍を購入して、各学校に書物を循環させる「巡回文庫」と称する活動も行っていました。当時、図書館のような施設はほとんどなく、一部の小学校に簡易図書室がある程度でしたので、大変重宝されていました。ちなみに巡回文庫の際に図書を収納しておくのに用いた容器は今も教育会館に保管されています。また毎年柳川地方の模範的な児童や優秀な教員の表彰を行ったりもしていました。戦後は教科書センターとして柳川地方の教科書を網羅的に収集していました。教育事業の他にも、柳川の郷土史の普及活動に力を注いでいました。戦前の代表的な郷土史家渡辺村男の『旧柳川藩志』や『山門郡誌』の復刻もその例として挙げられます。こうした教育会の地道な活動は、地域の教育を大いに活性化させたことでしょう。

  

※この文章は、柳川市史別編『新柳川明証図会』、柳川文化資料集成第4集『柳川の社寺建築1』の山本輝雄氏(前編集委員)、松岡高弘氏(編集委員)、内山一幸氏(調査研究員)の執筆部分を編集したものです。

 

 

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