地価が下落しているのに税額が上がっているのは何故ですか?
2014年03月31日 11時01分
質問内容
地価が下落しているのに税額が上がっているのは何故ですか?
回答
固定資産評価額が下がっても税負担が上昇する場合があります。
固定資産税の税額は、原則として評価額に税率1.4%をかけて求めるものですが、土地の評価額は平成6年度から地価公示価格の7割程度となっています。
それまでの評価額は2~3割程度でしたから、その上昇幅をそのまま税負担に結び付けると、税負担が急激に重くなってしまうため、評価額より低い課税標準額を評価額になだらかに近づける負担調整措置(内部リンク)が行われてきました。
今日、土地の価格が下がり、固定資産評価額も依然として下がる傾向を示していますが、その評価額に対する前年度課税標準額の割合が一定のレベルに達していない土地については、評価額が下がっても税負担はその水準に達するまで上昇することになります。