皆さん、こんにちは。
この4月に市民部長を拝命した松藤満也です。入所してからの通算で10年以上所属していた税務課の傍らに座席はあり、12年ぶりの古巣は懐かしく新鮮に感じています。
今回の異動で12部署目(重複あり)になり多分最後の部署になると思います。改めて初心に立ち帰るとともに、差し迫る課題であります、「ごみの減量」、「オスプレイ対策」、「マイナンバーカード普及促進」などにしっかりと取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
そこで早速ですが、ごみ減量の話です。特に可燃ごみの減量は待ったなしです。広報3月1日号でもお知らせしておりましたが、有明ひまわりセンターの建設費の負担割合をみやま市と決める計量が3月からスタートしています。ここでポイントとなるいくつかの最新データを紹介します。
直近2カ年の両市の可燃ごみの搬入量
凄いことに、柳川市では市民の皆さんのご理解ご協力により前年比で10%を超える削減ができました。
柳川市 | みやま市 | |
---|---|---|
令和2年度 |
(72.3%) 16,063トン |
(27.7%) 6,155トン |
令和3年度 |
(70.7%) 14,392トン |
(29.3%) 5,971トン |
減少率 | 10.4% | 3.0% |
備考 上段( )内の数値は両市の割合です。
3月から可燃ごみ搬入量の計測がスタート
3月のごみの搬入量は次のとおりで、みやま市も頑張っています。負けずに頑張りましょう。
柳川市 | みやま市 | |
---|---|---|
令和4年3月 |
(74.1%) 1,194トン |
(25.9%) 417トン |
前年同月減少率 | 23.8% | 20.9% |
ちなみに1人1日当たりに換算すると
柳川市では前年比1人1日当たり61グラムの減少になりました。Mサイズ殻つき卵1個分に相当します。みやま市も減量に取り組んでいるので、建設費の負担割合はふたを開けてみないと分かりませんが、柳川市がさらに1人1日当たり卵1個分を減量できたら、建設負担金はおおよそ1億7千万円も減少します。また、今後の施設の維持管理費の負担割合にも長期に渡って影響してきます。
柳川市 | みやま市 | |
---|---|---|
令和2年度 | 681グラム | 464グラム |
令和3年度 | 620グラム | 457グラム |
減少量 | 61グラム | 7グラム |
備考 計算は、(各年度の搬入量÷各年3月末の人口÷365日)です。
ごみ清掃員とごみのちょっといい話
2月に予定していた「ごみ減量決起大会」はコロナウイルス感染拡大のために延期しておりましたが、今のところ6月開催で準備を進めています。
記念公演では、仕事をしながらごみ清掃員として9年余り実際にごみ収集をしているお笑いコンビ「マシンガンズ」の「滝沢秀一」さんに登場いただきます。滝沢さんは「ごみ清掃員とごみのちょっといい話」の本を出版されています。凄く参考になり内容はパクって結構ということですので、その一部を紹介します。
目次は、「ゴミが消える魔法の道具」、「ゴミになるために生まれてくるもの」、「ゴミ屋敷ならぬゴミホテル」、「集積場をやめたらゴミが減った」、「分別の種類が増えると意識が高まる」など興味深い内容ばかりで、ご多分にもれず「燃やすしかないゴミ袋に込めた思いとは」と柳川市の取り組みも紹介されていて誇らしく思いました。
特に印象深かったのは、リサイクル率の全国平均が19.9%なのに対し、人口約1万2千の鹿児島県大崎町は驚異の83.1%で、12年連続リサイクル率ナンバーワンを達成していることです。この町では焼却炉を作る選択肢を選ばないという覚悟から始まりました。凄いのは資源ごみを売ってそのお金を教育費に回しているところです。奨学金の財源は資源ごみというのは面白いですね。
「ごみ減量決起大会」の詳細が決まりましたら改めてご案内します。M-1グランプリ準決勝進出の滝沢さんの話は面白く勉強になると思いますので、皆さんの参加をお待ちしています。
燃やすのを減らさないともったいない
写真はコーヒーかすと茶殻をトレーに入れて部屋に置いているところです。香りも楽しめ消臭効果もあります。冬は部屋の乾燥対策にもなり、数日経てば重さは3分の1ほどになります。いろんな活用法はインターネットで検索できますので参考にしてください。
可燃こみの成分の約55%が水分です。水切りをするなど、ひとり一人のちょっとした心がけで「ちりも積もれば山となる」です。また、可燃ごみのなんと半分が紙類や衣類です。リサイクル可能で分ければ資源です。燃やすのを減らさないともったいない。環境に負荷をかけ、我々の財布にも負荷をかけています。
ゴミ処理に係る経費については、市民の皆さんからの税金で賄われるわけですが、有明ひまわりセンターの建設負担金や維持管理負担金を削減できれば、その削減分は他の施策に回せることになります。
異動してきたばかりでまだ勉強中ですが、有明ひまわりセンターの建設を契機に柳川市は頑張りが加速しているなと感じました。ごみ減量は地球レベルの課題であり持続可能な環境保全のためではありますが、差し迫った建設負担金の削減のためにも、どうか皆さんのご理解ご協力方よろしくお願いします。
1分を大幅にオーバーしましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の部課長ブログは学校教育課長です。