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部課長の1分間スピーチ

農地や水路、河川の大切さを伝えていきたい

乗富和也市農業委員会事務局長の写真

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

市農業委員会事務局長の乗富和也です。
よろしくお願いいたします。
市農業委員会(会長・松藤正之)では、昨年3月に委員の改選が行われました。委員は農業委員19人、農地利用最適化推進委員19人の計38人で構成され、任期は令和6年3月21日までの3年間。農地に関する相談をはじめ、優良な農地を耕作可能な状態で次世代に引き継いで行くために日々活動されています。
さて、今の季節は本市農地の約72%にあたる、およそ2,900haに小麦が作付けされており、毎年の生産量は県内トップクラスを誇っています。また、ハウス施設ではイチゴやトマト、ナス、アスパラガスといった野菜が生産され各市場に出荷されています。
ところで、昨年の8月は1週間で870ミリという観測史上最多の雨量を記録し、これまでにない大雨を経験しました。前もって雨に備え行われた水路の先行排水や昼夜を問わずの水門操作、排水ポンプ場の稼働など、関係者の皆さんが懸命な対応をされたにもかかわらず、残念ながら大豆をはじめとする農作物や漁業施設、水路、道路、家屋の一部に6億円を超える被害が発生したところです。
 

冠水した道路の写真

【自宅前道路も10cmほど冠水(昨年8月14日午前)】 

 

先日、新聞記事で「田んぼダム」とい文字が目に留まりました。内容は雨水を一時的に農地に貯水し、ダムのような役割をもたせながら水路に流すことで、水路から河川への排水が可能となるまでの時間を稼いで浸水被害を軽減しようとするものです。市内の農地面積は約4,000ha。市の面積、約77?(7,700ha)の52%を占めていて、また、大小網の目のように張り巡らされた水路の総延長は930kmにも及びます。近年、毎年のように全国各地で水害が発生する中で、市内の農地や水路が大規模な「田んぼダム」のような役割を果たしていることは言うまでもありません。
 

普段は気付きにくい、農地や水路の多面的な役割。市内に住む孫にも農地や水路、河川の大切さを少しずつでも伝えていければと思っています。

 

 

 

次回の部課長ブログは生涯学習課長です。

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