みなさん、こんにちは。
農政課長の木下隆と申します。
やっと、長かった緊急事態宣言が解除され人の流れが少しずつ感じられるようになりました。恐る恐る、感染予防対策を十分行いつつ食事会を行いました。柳川産の野菜のてんぷらを食べ、やっぱり地元の食材を使った料理は「おいしい!」と再確認したひとときでした。
そこで、今回は柳川の農業について報告します。
現在、柳川では米・麦・大豆を主に栽培する土地利用型農業とビニールハウスでイチゴのあまおうやナスなどを栽培する園芸農業が主なものとなっています。それから、最近話題となっている博多和牛をはじめとした肉用牛や採卵鶏などの畜産業も見過ごせないものとなっています。これらを合わせると20品目もの農産物で約50億円の生産額があることに驚かれる人も多いのではないでしょうか。
今年の農産物については、小麦が大豊作だったので、そのあとの米や大豆も豊作となるよう期待していたのですが、ご存知のとおり豪雨と台風により近隣市町と同様に少なからず被害をこうむりました。もし、災害がなかったらと思い残念でなりません。
【大雨で被害をうけた大豆】
そんな中、付加価値を高めた農産物の栽培にも注目をしているところです。オレイン酸の含有量が多い作物が栽培して、それを加工して代替肉やスイーツの材料とすれば、コレステロールをおさえ生活習慣病を予防する働きがあるそうです。
近年の健康ブームにより、これらの農産物の需要が高まるかもしれません。従来の考え方や思い込みから脱却し、新しい角度からもう一度チャレンジしていこうという考えのもと農政課職員一同、儲かる農業を旗印に新しい作物の調査研究をはじめ視察や試験栽培に積極的に取り組んでいます。
今後とも、市民の皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
【柳川産の農産物(いちご、アスパラ、トマト、なす)】
次回の部課長ブログは市民課長です。