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部課長の1分間スピーチ

下水道の3つの工法

亀﨑和博下水道課長の写真

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

下水道課長の亀﨑和博です。

 

 

 

 

日頃より下水道事業へご協力いただき心よりお礼申し上げます。今回は、下水道工事の工法を紹介させていただきます。

下水道管を埋設する工法には、開削工法、推進工法、シールド工法の3つがあります。

 

  1. 開削工法 バックホウで土を掘削し、下水道管を設置した後に土で埋め戻す工法です。
  2. 推進工法 とても深い場所や水路などの障害物の下に下水道管をくぐらせる場合など、開削工法では施工できないときに使われます。
  3. シールド工法 とても長い距離や、大口径の管(トンネル)を作るときに使う工法です。地下鉄工事などをイメージしてください。

 

本市では、通常は開削工法を採用し、水路横断部では推進工法により工事を実施しています。しかし、請負者の都合により開削工法を推進工法へ変更し施工される場合もあります。

管の勾配は、千分率(‰)により管理され、管径200ミリの場合3.3‰が通常の勾配となっています。これは、10メートルの距離に対し33ミリの高低差が生じることになります。

開削工法を例にとりますと、「掘る→管設置→埋戻し」の繰り返しで、単純な作業に見えますが、管の勾配を利用し流下させる施設であるため、高さの管理を緻密に行いながら施工されています。よって、一日当たりの施工量も数メートルと短くなってしまいます。

下水道は、道路や公園のように誰もが利用できる施設ではなく、家屋の前の道路内に下水道管が埋設された人に限り利用できる施設です。そのため、下水道管が埋設された地域の人には、下水道事業の事業費の一部を負担いただくために受益者負担金の納入が必要があります。制度の主旨をご理解いただき、ご協力のほどをよろしくお願いします。

また、下水道が使用できるようになった地域の人は、下水道への早期接続を併せてお願いします。

最後に掘削機械のことで一講釈述べたいと思います。皆さんが土木工事でよく見る掘削機械を「ユンボ」と呼ばれると思います。しかし、この呼称はフランスの某社製の油圧ショベルを指す製品名です。よって、行政での積算に用いられる呼称は、「バックホウ」とされています。このように、特定のメーカーを指すことなく機械や材料を指定していることを察しいただければ幸いです。

これで終わらさせていただきますが、今後もよろしくお願いします。

 

 

 

次回の部課長ブログは廃棄物対策課長です。 

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