皆さんこんにちは、消防本部警防課参事の江口と申します。
平成元年に消防吏員を拝命され早くも三十数年が経ちました。その間には、様々な災害や交通事故で凄惨な現場も見てきました。我々消防が現場活動をする時は、そこに困っている人が必ずいます。皆さんの負託にこたえられるよう、残された消防人生を新たな気持ちで精進していきたいと思います。
さて、柳川消防署では本年度に水槽付き消防ポンプ車(通称「タンク車」)を放水塔付き消防ポンプ車(Yanagawa Various Fighter 通称「YVF」)に更新し、2月16日から運用を開始しています。YVFとは、消火・救助・収納の役割を担う多目的消防車のことです。
この「YVF」は900リットルの水槽を完備し、13mブームの先端に消防隊員が乗る首振りバスケットが常備され、高所からの放水が可能です。また、現場の条件次第にはなりますが、ビル3階・4階程度までの逃げ遅れた要救助者の救出、地表2メートル下の崖や河川などでの救助事案に対応できます。
なぜ訓練をするかというと、『訓練は現場(本番)の如く。現場は訓練の如し。』というように、訓練でできないことは現場でもできない、訓練でできるようになれば自信がつき、現場でも当たり前のように冷静にできるからです。
柳川消防署では「YVF」導入後、車両と資機材の取り扱い訓練や各隊員間の連携訓練を実施し、あらゆる災害等に対応できるよう日々の訓練に励んでいます。
高所からの放水訓練
建物からの救助訓練
低所からの救助訓練
来週の部課長ブログは大和市民サービス課長です。