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部課長の1分間スピーチ

コロナ差別に思う

堤富大人権・同和対策室長の写真

 

皆さん、こんにちは。人権・同和対策室長の堤富大です。

現在、地球規模で新型コロナウイルスの感染が拡大し、私たちの生活が脅かされ、そして、多くの尊い命まで奪われています。しかしながら、悪いのは新型コロナウイルスであるにも関わらず、偏見や風評などにより、コロナ感染者や、私たちの命を守ってくれている医療従事者にまで差別や人権問題が発生しています。社会生活を送っていれば、感染するリスクは誰にでもあります。感染された皆さんは、誰もが感染したくて病気になっているわけではありません。

 

 

さらに、その治療をしている医療関係者などは、反対に自分が感染するかもしれないリスクを抱えながら、懸命にコロナと戦い、私たちの命を守るためにその使命をまっとうされています。

コロナ差別をやめようのポスター

近年、インターネットの普及により、心もとない匿名の人によるコロナ感染者やその家族、また、医療従事者などに対する誹謗中傷や差別的書込みが相次ぎ、仕事をなくし、家族がばらばらになるなど、生きることが困難になってきている人もいらっしゃいます。人間はだれも悪くはないことを今一度確認し、差別に出会ったら、間違っていますと言える人にならなければなりません。

それと同様に、部落差別をはじめとするあらゆる差別の多くは、偏見や思い込み、言い伝えなど、科学的に根拠はありません。

インターネットは、手軽にいろいろなことが調べられますが、それは、全てが正確とは限りません。不確かなことを発信するのではなく、正確な情報を得て、もし、間違った情報があるのなら、反対に間違っているという情報を発信することも大切です。研修会や講演会など、様々な機会を通じて、正しい情報を得て、差別のない社会を築いていかなければなりません。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの講演会や研修会が中止もしくは延期され、また、街頭啓発などの啓発活動も中止せざるを得ませんでした。そこで、毎年12月の上旬に開催しております「人権を考えるつどい」を、12月に完成する新しい柳川市民文化会館(水都やながわ)を会場として、令和3年1月下旬に開催することで計画しています。広い会場を使い、フィジカルディスタンスを取りながら、新型コロナウイルス感染の拡大防止に取り組み、多くの市民の皆様に安心して参加していただける講演会を考えています。多くの市民の皆さんの参加をお待ちしています。

最後に、私ごとになりますが、息子が今年の夏から南極越冬隊に参加し、大気圏の調査活動をしています。時々ラインなどで話し、動画を見たりしています。南極は一面の銀世界で、風の音しか聞こえない世界、そこには、偏見や差別は存在せず、神秘さとロマンを感じるそうです。差別とは程遠い世界で、人類の営みの原点の歴史があるように思えます。

私たちも、差別がない世界を目指して、がんばっていかなければなりません。

皆さんのご協力をお願いします。

オーロラの写真

南極で観測されるオーロラ

 

 

来週の部課長ブログは議会事務局次長です。

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