部課長の1分間スピーチとは…

柳川市役所の幹部職員たちが、行政情報や担当業務、市の魅力などを語るコーナーです。更新は週1回の予定。肩の力を抜いてお楽しみください。

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古文書を楽しもう!
2019年07月12日 14時05分

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柳川古文書館ひとすじ24年、館長の田渕義樹です。

 

常日頃、古文書館の館長として、皆さんに古文書に親しみ、楽しんでもらいたいと思っていますが、なかなか難しいことのようです。
多くの皆さんは古文書が読めません。くずし字(草書体)で書かれている上に、書いてある字が分かったとしても、漢文まじりの文章では意味もとれず、チンプンカンプンです。ですから展示されている古文書を見ても、楽しめないのです。

職業柄、各地で開催される展覧会を見に行きます。これも職業病なのですが、展示されている物よりも、その周りの工作物や展示キャプション、照明、そしてなによりも展示を見ている方々を観察してしまいます。私がみた範囲ではありますが、絵画や仏像、陶磁器、装飾品といった色彩豊かな、また立体的な展示物の前では、観覧者は足を止めてじっくり見ていかれますが、古文書などの文献(文字)史料の展示ケースには、人だかりも少なく、皆さん足早に去っていく、という印象があります。

それは絵画や仏像などが、きれいとか大きいとか感覚的に捉える事ができるのに対して(もちろん展示を担当する学芸員はそれだけで展示の構成を考えているわけではありません)、多くの場合、古文書は「物」として鑑賞するためではなく、書いてある内容を展示を通じて紹介しているからではないでしょうか。もちろん、同じ「文字」でありながら、例えば王羲之(おうぎし)の書などはじっくり鑑賞される方が多いのですが、これは王羲之の書いた「文字」そのものを、「物」として鑑賞されているのです。

ですから「古文書は展示するのが難しい」と言われます。しかしながら、そう言ってばかりもいられません。当館では、現在、常設展示「古文書を楽しむ-古文書の見方・読み方・調べ方」を開催し、読めなくても古文書を楽しむ方法、またどうすれば古文書を読めるようになるのかを分かりやすく展示しています。無料の展示リーフレットも充実しています。是非、ご来館して、古文書を体験してはいかがでしょうか。

 

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古文書の展示

 

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くずし字のクイズコーナー

 

古文書を分かりやすく展示しています

 

さて冒頭に「古文書を読める方は多くない」と書きましたが、もちろん古文書を読みたい、知りたい、楽しみたい市民の方もいらっしゃいます。そこで当館では古文書講座を開講しています。       

 

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古文書解読講座の様子

 

まず、4月から一年間、毎月第4日曜日に開催している古文書解読講座は、初級編1(午前10時~11時30分)、初級編2(午後1時~2時30分)、応用編(午後3時~4時50分)の3コースで、初級編1・2は各40名、応用編は45名、合計125名の市内外の皆さんが応募され、一緒に古文書を勉強しています。しかしながら、この講座の今年度の募集はすでに終了しています。来年度の募集は令和2年2月頃に開始する予定です。その際には、市公式ウェブサイトや市報でお知らせいたしますので、ご確認ください。

来年まで待てない、と思われた方、ご安心ください。これとは別に、初心者を対象とした古文書入門講座を実施します。

これは8月17日、24日、31日、9月7日(すべて土曜日、午後1時30分~午後3時)の全4回、柳川古文書館研修室において開催する、はじめて古文書に触れる方を対象とした古文書講座です。応募方法などは、こちらの柳川古文書館古文書入門講座受講者募集をご参照いただくか、柳川古文書館(電話0944-72-1037)までお問い合わせください。

この夏、古文書を楽しんでみませんか!
 

 

 

来週の部課長ブログは農政課長です。 

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