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部課長の1分間スピーチ

あけましておめでとうございます

横山

皆さん、あけましておめでとうございます。
水産振興課長3年目の横山誓市です。今年もよろしくお願いします。

令和5年の干支は癸卯。物事の終わりと始まりを意味する「癸」、安全や温和、また跳ね上がるという意味のある「卯」。この組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると言われています。

水産振興課として、まず、今年度のノリの生産状況をお伝えします。
昨年の10月26日に採苗(種付け)、11月下旬から12月下旬まで秋芽ノリの生産が行われました。そして年が明けて3日から冷凍ノリ網(採苗後、ノリ芽が少し伸びた状態で冷凍保存したノリ網)の張込みが開始され、これから収穫が行われます。
今年度の秋芽ノリは、採苗から栄養塩(ノリの栄養となる海水中の窒素やリンなど)が少なく、少雨で海水温が高い日が続いたため、昨年に比べて高品質のノリが少なく、生産量も減少しました。今後海況が回復し、良いノリが採れることを期待するばかりです。

次に、2月12日(日曜日)、福岡有明海漁業協同組合連合会(西田晴征会長)による「福岡有明のり 感謝祭 ~宝の海有明海からの贈りもの~」がイオンモール大牟田で開催される予定です。新型コロナの影響で3年ぶりの開催となる本イベント。今が旬の海苔の販売や、海苔すき体験や絵巻寿司教室、海苔の産地当てクイズなど楽しい企画がたくさん行われます。ぜひ足を運んでみてください。(新型コロナの感染状況により開催内容が変更になる場合があります。)
問い合わせ先 福岡有明海漁連共販センター(TEL 0944-76-4101)

さて、今回は、昨年1月ごろから産地偽造問題で報道に取り上げられた、「アサリ」について、少し話をさせていただきたいと思います。
まず、わが地元の福岡県有明海産アサリは、宝の海有明海で生まれ育った純有明海産です。ご安心ください。
昔から漁獲量は不安定だと言われてきたアサリ。近年では、漁場の底質改善のため覆砂(住みやすい環境づくりのため砂をまくこと)や、稚貝の保護、移植などの徹底した増殖・資源管理の取り組みの結果、平成30年春の推定資源量は1万トンを越えるまで回復、福岡有明海全体の漁獲量は1682トン(農林統計資料)と全国第2位まで増加しました。

しかし、その後は数十年に一度の規模の豪雨が続きます。特に令和2年7月豪雨の影響により、推定資源量は約200トンまで大幅に減少。福岡有明海漁連が実施する共同販売もここ2年は中止しています。

現在は、引き続き覆砂事業や増殖・資源管理の取り組みの強化、豪雨の影響が少ない場所への移植などを実施したことで、稚貝が広い範囲で発生、順調に成長し、漁獲量回復の兆しが見えてきています。今後は本格的な漁獲につながり、おいしい地物のアサリが皆さんの食卓に並ぶことを期待しています。
ちなみに、有明海産のアサリは、春(4,5月)と秋(10,11月)に産卵期を迎え、成長まで1年半程度と言われています。サイズが殻長3cm以上になると収穫できます。

わがやごと

前回紹介した、我が家の白黒ハチワレ猫。年齢は推定1歳半。
朝食や夕食時に、私が海苔を食べようとボトル容器を開け始めると、開ける音に反応しているのか匂いにつられてくるのか、どこからともなく走って食べに来ます。近頃は、朝食前に食卓横に座って待っているほど、本当に海苔が大好きです。

猫

猫

今年も皆さんにとって良い年でありますように心からお祈り申し上げます。

 

次回の部課長ブログは総務課長です。

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