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部課長の1分間スピーチ

あらゆる人権問題をなくすために

堤

皆さん、こんにちは。
人権・同和対策室長の堤富大です。

突然ですが、12月3日から12月9日までは「障がい者週間」、12月4日から10日までは「人権週間」、12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」となっていることをご存知でしょうか。

昭和23(1948)年12月10日に、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国が達成すべき共通基準として、「世界人権宣言」が採択されました。日本では、昭和24年から毎年、12月4日から12月10日までを「人権週間」と定め、全国各地で様々なイベントが開催され、人権尊重思想を広めていこうと呼びかけられております。

これは、今なおいじめや児童虐待、インターネット上の人権侵害、障がいなどを理由とする偏見や差別があり、最近ではコロナ感染者への誹謗中傷、ハンセン病患者の方への差別など、様々な人権問題が依然として存在しているからです。これら部落差別をはじめとする差別や誹謗中傷は、すべて、私たちが作り出している差別であり、その差別をなくすために多くの人員が配置され、数多くの事業が実施されれています。私たち一人一人が差別やいじめ、誹謗中傷をなくすために行動し、差別をしている人がいなくなれば、それらの人員や事業は必要なくなり、そのための費用を他のことに使えます。

木山裕策さん

例年、12月の第1日曜日か第2日曜日には「柳川市人権を考えるつどい」を開催し、柳川市からあらゆる差別をなくすために、多くの方々と一緒にあらゆる人権問題について学習しています。今年は、総合保健福祉センター「水の郷ホール」で、12月11日(日)午後1時から開催いたします。また、ゲストとして、平成20年に家族をテーマにした楽曲「home」でメジャーデビューされ、その年の「第59回HNK紅白歌合戦」にも出場された、シンガーの木山裕策さんにお越しいただき、「ガンが教えてくれたこと~自分に向き合って見つけた夢~」と題して講演を行っていただきます。地球上の生物の中で、命の尊さや、人に対する優しさなど、私たち人間しか持っていない感情のことについて、自らの体験を基にお話しいただきます。木山さんは、30代で「甲状腺ガン」を発病し、声を失ってしまう危機に直面しますが、「自分の声をCDに残して子どもたちに聞かせたい」と強く思い、歌手を目指し、幾多の苦労を乗り越えられています。

最近では、ものまねのMr.シャチホコさんが、「もっと木山」とあだ名をつけられ、本人と対決するなどで、話題となっているので、若い人もご存じではないでしょうか。講演の最後には、歌も披露していただくことになっていますので、たくさんの人に聞いていただきたい講演会となると思いますので、ぜひお越しください。入場も無料ですし、また、アトラクションとして人権擁護委員による人権劇や、北朝鮮拉致問題パネル展、障がい者施設や事業所によるバザーなども予定していますので、ご家族でお楽しみいただけるものと思います。

あらゆる人権問題をなくすためにも、一人一人の思いが変わることが大切だと思います。大人から子どもまで、あらゆる機会を通じて差別をなくすための取り組みをしていかなければなりません。しかし、今も、地球上では戦争で大切な命がなくなっています。本当に悲しいことです。同じ地球人同士が殺し合う、これほどの人権侵害はありません。皆さんの力を集結して、全てに人権を守る行動をお願いします。

 

次回の部課長ブログは税務課長です。

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